借金地獄は恐ろしいものですが、どの程度の借金で地獄だと感じるかは人によります。
例え金額が小さくても、返済が厳しくて生活に困っているなら借金地獄に落ちていると言ってもよいです。
また、取り立てなどで精神的に参っているのであれば、それも借金地獄の状態と言えます。
そのような状態で、一人で苦しんでいる時間を耐え忍んでいても、状況がよくなるわけではありません。
借金地獄から抜け出すには、孤独に耐えることではなく正しい情報と有能な味方を得て、解決方法を知り、行動することなのです。
現在のあなたはどんな状況でしょうか。
もし返済に困っている、すでに滞納が始まっているような状態で、借金のために生活が破綻して地獄のような日々を過ごしているなら、これから書いている内容が役に立てるかもしれません。
このままの生活を続けていて、以前の生活を取り戻すために、何年必要なのか考えてみてください。
そんな苦しい状況を救うための方法を、この記事にて紹介していきます。
目次
借金地獄にはまりやすい人の特徴
毎月貯金ができない
毎月貯金をすることが無理だという場合、借金地獄に陥る可能性があります。
貯金ができないというのは、毎月の支出を賄うのがギリギリの収入しかないことを意味しているからです。
無駄遣いをせず、決まったものにしかお金を出さないのであれば、プラスマイナス0(ゼロ)で済むかもしれません。
しかし、社会生活を送るうえで想定外のイレギュラーな支出は避けて通れません。
また、冠婚葬祭など、ある程度予測はできるものの、毎月の予算に入らない出費もあります。
ギリギリの生活をしていると、こうした毎月の必要経費以外のお金をどこからか調達する必要が生じるのです。
その有力な選択肢に借金があり、次第に借金地獄へ向かうことが考えられます。
それでも、収入を増やすことできるのであれば、借金地獄に陥らずに済むかもしれません。
ただし、収入が少なくないにもかかわらず、あるだけ使ってしまうために貯金ができない人は要注意です。
収入が増えたとしても支出も増えるため、ギリギリの生活を改善することができないばかりか、無駄遣いの習慣化で借金地獄の危険度が上がります。
買い物はカードでリボ払い
クレジットカードのリボ払いを使う人は要注意です。
手持ちの現金が不足した場合、借金を選択しない切り抜け方として、クレジットカードでの買い物があります。
お金がないため、クレジットカードで買い物をした場合、翌月の一括払いだと返済できないため、リボ払いを選ぶことが少なくないでしょう。
リボ払いの支払い額を、仮に1万円とした場合、5万円分の利用をしても、月の返済は1万円です。
そのため、4万円分の余裕ができたと勘違いしてしまいます。
しかし、利用残高は紛れもない借金であり、繰り越された分には毎月しっかりと借金の利息と大差ない手数料が加算されます。
例えば、5万円の利用を6ヶ月続けると合計は30万円となり、元本定額で1万円返済したとしても完済までに30回を要します。
この間、ずっと手数料を支払うことになるのです。
お金が足りないことが理由でリボ払いを利用した人には、かなりの負担となります。
どこかで利用をやめられるならまだしも、毎月元本が4万円増え続ける生活になることは簡単ですが、その先に待っているのは借金地獄でしょう。
ギャンブル趣味
パチンコや競馬などのギャンブルを趣味にしている人も、借金地獄に陥るリスクが高い人です。
もちろん、合法的なギャンブルを趣味の範囲内で楽しむこと自体は問題ありません。
ただし、射幸心をあおるギャンブルには、負けた分を取り返そうとして深みにはまるリスクがあります。
パチンコにしても競馬にしても、客が儲かるようにはできていないゲームです。
もし、客が儲かるのであれば、商売として成立しません。
しかし、一時的に大儲けすることや、一部の人間だけが勝ち続ける現象は起こり得ます。
それを夢見て、負けては借金をして軍資金を作る人も少なくないのが実情です。
回収率が8割あれば優秀と言われる現実のなかでは、聞こえてくるのは借金地獄に落ちた人の話ばかりです。
お金に困るときのキャッシング癖
お金に困るとキャッシングを使う癖がある人は、借金地獄に陥る可能性が高いと言えるでしょう。
少し無駄遣いをしたけれど、給料が入れば返すからいいと言ってキャッシングする人は少なくありません。
すぐに返している間は良いものの、キャッシングは回数を重ねるとハードルが低くなり、自分の財布代わりに使うケースも見受けられます。
その結果、気が付けば借金が膨れ上がっているというケースも珍しくないのです。
これは、貯金ができないギリギリの生活をしている人が、イレギュラーな出費をカバーする場合にも言えます。
その対応策として、キャッシングやカードローンを使うことが考えられるからです。
貯金がなければ、急な出費への対応にはキャッシングが当たり前にならざるを得ない状況が想像できます。
キャッシングを利用すれば、毎月の元本返済に加えて利息の支払いが加わります。
最初のうちは、たいした負担ではないかもしれません。
しかし、支払い中に再度お金が必要になれば借金が増えてしまい、徐々に厳しい状況に追い込まれかねません。
もともとギリギリの生活をしていた人だと、短期間で借金地獄に陥ることも考えられます。
すでにカードローンの借金がある
現時点で、キャッシングやカードローンの利用による借金がある人は、借金地獄に陥る危険性がかなり高いと言えるでしょう。
キャッシングやカードローンの利息は、預貯金の利息よりもはるかに高い利率になっています。
この一点だけを見ても、返済できるお金があるのなら、返さない理由がありません。
借金があるということは、返せるだけのお金がないからです。
中には、手持ち資金を返済に回すと、いざというときに困るから返していないだけという人がいます。
しかし、それであれば必要なときに借りればよいだけであり、借り続ける理由にはならないでしょう。
むしろ、このような思考こそが借金体質であり、借金地獄への入り口と言えます。
借金体質の人は、借金地獄から脱出したとしても、再びその地獄に陥る危険性を持っています。
複数社何社からの多重債務状態
1複数の消費者金融や、カード会社から借り入れを行っている人は、借金地獄に陥る危険性が極めて高いと言えます。
1社だけなら、急場をしのぐための借り入れで、経済的な破たんを意味するとは限りません。
しかし、何社も利用しなければならないのは、自力で返済できる状態ではないことを示しています。
返済できないからこそ、別の業者から借りる必要があるのです。このような状態が多重債務であり、生半可な対応で改善するものではありません。
借金地獄に落ちたら債務整理
日本では、キャッシングなどでどんなに多額の借金を背負ってしまったとしても、人生をもう一度やり直せるよう「債務整理」という法的手段を設けています。
借金苦によって、肉体的にも精神的にも疲れ果て死にたいと思う方や、債権者に対する責任を果たそうとして自殺を考える方もいます。
しかし、実際はどんな多額の借金を抱えたとしても、借金で自殺する必要はまったくないありません。
債務整理をすることは、決して恥ずかしいことはありません。
むしろ、今以上に債権者に迷惑をかけないようにするためにも、必ずすべき手続なのです。
そして、債務整理は早ければ早い程、その人にとっても有益な解決が可能となります。
まずは、勇気を出して借金問題に強い弁護士・司法書士事務所や専門家に相談してみましょう。
自分で破産宣告や過払い請求もできることはできるのですが、専門知識が必要になるため、手間だけでなくデメリットやリスクも非常に高いです。
多くの弁護士・司法書士事務所では、借金問題に関する無料相談を受け付けています。
借金で悩んでいる場合は、債務整理に強い弁護士・司法書士になるべく早い段階で相談をして、解決を目指しましょう。
借金地獄は金額で決まらない
いくつもの業者から借り入れをしている、多重債務の状態であっても、金額が少なければ借金地獄にはならないと思っている人がいるかもしれません。
しかし、借金地獄は金額がいくらから始まるというものではありません。
給料収入などの自分が用意できるお金に対して、返済を含めて出て行くお金のほうが多ければ、借金地獄へ向かっていると言えます。
借金の金額が大きいか小さいかに関係なく、毎月の返済日はやってくるのです。
返済ができなければ、督促の電話や郵便が届きます。それでも払えなければ、勤務先へ電話がかかってくることもあるでしょう。
さらには、裁判手続きが待ち構えています。
それが1社だけでなく、2社や3社ともなれば、気分的に平穏な生活を送ることが難しくなります。
また、取り立てを避けるために、さらなる借金をするかもしれません。
しかし、これも問題の先送りに過ぎず、利息で膨れ上がった借金と向かい合うときが確実にきます。
そのため、金額が小さいからいって安易に考えるのは危険です。
借金地獄から抜け出す方法
借金を返せなくなった、またはなりそうな場合の対策にはその他にもいくつか考えられます。
具体的な借金地獄脱出の方法はいくつかありますが、それぞれにリスクがあり脱出までに必要となる期間もまちまちです。
あなたに無理なくできる方法を選んで、なるべく早く借金地獄からの脱出を目指してください。
人に借りる
可能であれば親御さんや、身内の方などお金を借りられる人に援助を受けることです。
正直に事情を説明して、まとめて立て替えてもらい一括返済することも有効な方法です。
ここで大事なことは、一括返済することです。
その場しのぎで今月分だけを借りる、と言うのは必ずまた同じ事の繰り返しになってしまうので、必ず一括で返済しましょう。
副業で稼いで返す
現状の収入では返すのが無理な場合、借金返済法として真っ当な方法と言えます。
この方法は、自力で返すので後ろめたいところがない方法です。
しかし、忙しいサラリーマンとしてフルタイムで毎日遅くまで働いている人にとって、この方法でまともに返せた人は殆どいません。
現実的に時間がなく、さらに一般の人の体力を超えてた労働を行わなけれいけないため、とても困難な方法です。
債務整理を行う
法律で認められた方法で、借金を減額・免除することです。
借金の額が大きい、収入の増加が見込めない、また上記の2つの方法で返済できない場合の選択肢です。
実際に借金問題を解決した人の話を聞いてみると、この手続きを行った人が一番多いと言われています。
すでに返済の目処が立たないなら、借金問題に強い弁護士・司法書士に相談して今後のアドバイスをもらうのがいいでしょう。
現在は、ほとんどの弁護士・司法書士事務所で無料で相談に乗ってもらえます。
借金が返せない時、特に返済できないまま滞納している時、返せるあてがない時、できるだけ早く弁護士・司法書士など専門家に解決のためにどうすべきか、最適の方法を聞きましょう。
一般的な消費者金融、銀行などと、闇金融とでは対応できる事務所が違います。
一般的な弁護士・司法書士事務所では、闇金融に対応していないところが多いからです。
返済計画を立てる
借金地獄から抜け出すためには、まずは返済計画を立てる必要があります。
借金が膨らんでしまう原因のひとつとして、計画性のなさが考えられます。
しっかりと収入と支出を洗い出すことによって、毎月の返済可能額がいくらあるのかが見えてきます。
その結果、無駄遣いをしなければ、なんとか返済できる状態を維持できるかもしれません。
また、どう計算しても返済不能という結果が出ることもあります。
その場合は、いくらなら支払えるのかなど、今後の対策を立てるうえで重要な指標が見えてきます。
このように、返済計画を立てるための数字の洗い出しこそが、借金地獄から脱出するための第一歩なのです。
債務整理で借金を清算する
無理のない返済計画が立てられた場合は、そのとおりの生活を送ることで借金地獄から生還する可能性があります。
しかし、借金地獄に陥っている人の多くは、返済計画が立てられない状況にあると言えるでしょう。
返すためのお金を捻出できない状態であることが、数字の洗い出しで一層はっきりします。
この場合に取るべき行動は、債務整理で根本的に借金を清算することです。
間違っても、元利そろえて返済しようなどと思わないことです。返せないものを返そうとすると、無理や無茶をしなければなりません。
それでは、借金地獄のつらさが増幅される結果に終わる危険性があります。
信頼できる弁護士・司法書士に相談
一人で悩んでいるだけでは、借金地獄のつらい状況から抜け出すことはできません。
誰かの助けを借りることが必要です。
借金地獄から助けてくれるのは、自分に合った債務整理を提案してくれる弁護士・司法書士です。
そのため、まずは弁護士・司法書士に相談することが重要です。
ただし、債務整理を実行して借金地獄を解決する作業は、弁護士・司法書士との意思の疎通が円滑でないとうまく行かない可能性があります。
したがって、遠慮する必要はありません。信頼できる弁護士・司法書士に出会うまで、何度でも相談してください。
債務整理に強い弁護士・司法書士事務所
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