借金滞納

アペンタクルから取り立て|裁判になる前に解決する方法とは

この記事のポイント
  • 通知の「送り主」「内容」が正しいかを確認しましょう。
    債権回収と偽って架空請求をする偽業者が報告されています。まずは慌てずに通知の「会社名」「住所」「電話番号」が正しいかを確認してください。
  • 借金の時効を確認しましょう。
    最終支払日から5年/10年以上経過すれば時効が成立します。しかし、借金を認めるやり取りがあれば、それまでの時効期間はリセットされてしまいます。
  • 弁護士や司法書士に依頼して「債務整理」を検討しましょう。
    どうしても返済ができない場合には、国が制定した借金の救済措置「債務整理」を利用することで安全かつ確実に借金問題を解決できる可能性があります。

アペンタクルの通知に関するご相談はこちら >>

アペンタクルとは

アペンタクルって何の会社?無視したらダメ?

アペンタクル株式会社は、もともとは株式会社ワイドとして消費者金融業を行なっていました。

その後、貸金業登録を廃止し、既存顧客に貸付したお金の回収をおこなっています。このようなアペンタクルのような業者を「みなし貸金業者」といいます。

そのため、アペンタクル株式会社は、株式会社ワイドの時代に借り入れをして、その後に返済が滞っている借金の取り立てをしています。

アペンタクルから届く通知は全て督促

長年、借金を滞納していると、アペンタクルから催告書が届く場合があります。

通知書のタイトルは様々ですが、内容が借金の請求であることに変わりはありません。身に覚えのない会社だから言ってと架空請求と間違えないように注意してください。

下記のようなタイトルで送られてきます。

請求書の主なタイトル

  • ご通知
  • 催告書
  • 最後通告書
  • 訪問予告通知書
  • 債務名義確定通知
  • 法的措置予告通知

アペンタクルから通知が届いたときの対処法

督促状が届いたけど返済できない…どうしよう

身に覚えのない会社からの通知だからと無視してしまう人もいますが、アペンタクルから通知が届いた場合、無視だけは絶対にしてはいけません。

場合によっては、裁判や差し押さえ強制執行の一歩手前の可能性があるため、一刻も早い対応が求められます。

STEP1. 通知の「送り主」「内容」が正しいかを確認する

知らない会社から請求書が届いたけど、詐欺じゃないの?

債権回収を装った偽業者が報告されています。まずは督促の送り主が本当に「アペンタクル」であるかを確認することが大切です。

通知に記載されている「会社名」「住所」「電話番号」が正しいかを確認しましょう。

会社名アペンタクル株式会社 [Apentacle Co., Ltd.]
住所(本社)栃木県宇都宮市下戸祭2丁目3番25号
電話番号(代表)028-643-0008

出典:アペンタクル(株)公式HP

これらの情報と一致していない場合や身に覚えがない場合は、詐欺の可能性もあります。

念のため、正式な電話番号に電話して「督促のハガキ・電話があった」旨を伝えて、借金がアペンタクルに移っているのかどうかを確認するのも良いでしょう。

「請求内容」「支払期限」「滞納金額」についてもしっかり確認してください。

STEP2. 借金の時効を確認する

もう何年も支払っていないけど、なんで今さら…

意外かもしれませんが、借金には時効があります。5年以上返済していない場合、時効となる可能性があるのです。

アペンタクルからの通知が「請求書」の場合、「約定返済日」「支払期日」「期限の利益喪失日」といった項目がないか確認してください。

もし、そのような項目がある場合、その日付が5年以上前であれば消滅時効を主張できる可能性があります。

取り立ての通知には、時効を中断させる狙いがあります。最後の返済から5年以上経過していると思われる場合は、安易に連絡しない方が安全です。

焦って連絡をしてしまい、1円でも返済をしてしまったり、担当者と電話で分割払いの話をしたり、減額のお願いをすると債務の承認となってしまい、それまで進行していた借金の時効期間がリセットされてしまいます。

特に以下の対応には注意してください。

時効が中断する代表的な行為

  • 電話で分割払いの話をしてしまう
  • 借金の一部を振り込んでしまう
  • 和解書や示談書にサインしてしまう
  • 借主(債務者)の方から借金の減額を持ち掛けてしまう

法的知識が必要な手続きであり、闇雲に対応すると危険なため、ご自身で対応するのに少しでも不安がある場合は、弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

借金問題の経験豊富な弁護士や司法書士であれば、アペンタクルに受任通知を送り、すぐに請求を止めて、時効の中断事由がないか確認したうえで、確実に消滅時効の手続きを行います。

条件によっては時効期間が10年になることも
以下に該当する場合は、時効期間が10年に延長されることがあるため注意が必要です。

  • 債務名義の記載がある場合
  • 訴状や支払督促が届いた場合

該当する方、心当たりがある方、不安がある方は、以下の記事を一度お読みください。

消滅時効とは「お金を貸した人がお金を借りた人に請求などせずに、一定期間が経過した場合に、お金を貸した人がお金お借りた人に返済を要求する権利が消滅する制度」です。
例えば、金融機関から借金をしていたものの、5年間以上一切請求もされず、返済もしていなかった場合、その金融機関に「消滅時効」を主張すると、金融機関は返済を請求することができなくなります。
債務の承認とは「自分に借金があることを認めること」です。
借金を認める念書を交わすなど書面だけでなく、電話などで連絡をして「もう少し支払いを待ってください」など、うっかり口頭で話をするだけでも成立してしまいます。

STEP3. アペンタクルに返済計画を相談する

「最終返済日から5年経過していない」あるいは「誤って時効中断をしてしまった」ために時効が成立しない場合、借金を返済する義務があります。

対応しようと思えばできたのに、引き落とし口座の変更などが面倒で、つい先延ばしにしているうちに通知が来てしまったという方も多いものです。

このような場合は、アペンタクルに連絡して支払いの意思があることを伝え、具体的な返済方法について相談しましょう。

STEP4. どうしても返済できない場合は弁護士や司法書士と「債務整理」を検討する

時効が成立せず、返済目処も立たない場合、すぐに弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

アペンタクルからの通知を放置すると、督促が続き、最終的に裁判を起こされ、家、車、預金、給与などあらゆる財産を差し押さえられてしまいます。

通知を無視する方の中には、借金の返済に充てられるお金がないために連絡をできない方もいるかもしれません。

弁護士・司法書士なら、これらを今すぐ安全に止めることができます。

何も行動しなければ、状況がますます悪化してしまいます。もし借金で悩んでいるなら、なるべく早めに弁護士や司法書士に相談してください。

弁護士や司法書士に依頼することによって、国が認めた法的手続きである「債務整理」を利用することが可能です。これによって、借金の元本の減額や将来利息の免除などができる可能性があります。

高額な費用のイメージの強い弁護士や司法書士はハードルが高いように感じるかもしれませんが、実際にはいくつかの手順を踏むだけで借金生活から解放される可能性があるため、弁護士や司法書士に相談する方が安く済むケースが多くあります。

弁護士・司法書士への相談・依頼を通じて分割払いで借金を支払うことが可能です。気軽に連絡してみてください。

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借金の減額や分割払いができる「債務整理」

債務整理とは、「弁護士や司法書士に依頼することによって、借金の元本の減額や将来利息の免除などができる、国が認めた法的手続き」です。

弁護士や司法書士が行う法的手続きをいうとハードルが高く、「自分には関係ない…」と思ってしまう方もいるかもしれません。しかし、債務整理は、基本的にどなたでも利用できる国の救済措置です。

毎年200万人以上(※推定)が債務整理で借金問題を解決しているとも言われています。

この債務整理には、任意整理・自己破産・個人再生・特定調停の4つがあります。

4つの債務整理の概要
任意整理 裁判所を通さず、弁護士や司法書士が貸金業者と交渉することで、将来利息のカット(場合によっては元本の減額)によって月の返済額を抑える。無理なく返済を続けたい方におすすめ。リスクやデメリットが少なく、もっとも利用者が多い。
個人再生 裁判所を通して、借金を原則5分の1に減額して、し、3~5年で完済する手続き。所有する家を残すことができるのも特徴。他の借金返済で住宅ローンの返済が圧迫されてしまっている方におすすめ。再生計画と継続した収入が必要。
自己破産 裁判所を通して、借金をゼロにする手続き。借り入れの総額が大きく、毎月の返済で生活すら圧迫されている方・人生の再スタートを切りたい方におすすめ。借金はなくなるが、家や車などの財産は失う。
特定調停 裁判所を通して、調停委員が貸金業者と交渉することで、元本の減額や利息のカットによって、借金を3~5年で完済する手続き。低額の予算で借金を何とかしたい方におすすめ。手続きが複雑で成功率が低い。

どの手続きを選ぶべきかは、借金をしている方の借金額や期間、経済状況などによって異なります。

債務整理とは、あなたの借金を整理して無理のない返済額にする方法です。

借金返済を楽にして、生活を立て直すことができます。苦しい借金生活を抜け出すために、ぜひ弁護士や司法書士にお気軽に相談してみてください。

アペンタクルからの通知を放置するとどうなるのか

今までもカード会社からの通知を放置しても問題になったことはないから、今回も大丈夫かな?

繰り返しになりますが、債権回収業者から通知が届くということは、裁判や差し押さえなどの法的措置に、いつ移行してもおかしくはない状況です。

ここからは、アペンタクルが取り立ての際に、どのような対応をするのかご紹介していきます。

借金の滞納期間と債権回収業者による催促内容
滞納直後〜1ヶ月電話やハガキによる督促
滞納から約1ヵ月配達証明・内容証明による督促
1ヵ月以上にわたり全く連絡しない場合自宅訪問/ブラックリストの登録/一括請求
支払い遅延が長引き、何も連絡せずに無視する場合裁判や差し押さえなどの法的手続き

電話やハガキ、自宅訪問による取り立てと一括請求や法的措置に

アペンタクルに債権が移ると、まずは電話やハガキによる取り立てが行われます。

それでも支払いがない場合は、「一括請求」の通知が送られてきます。この一括請求が送られてくると、裁判や差し押さえ強制執行も近いと考えてください。

アペンタクルは、法務省が許可した正式な企業であるため、深夜や早朝に電話や恫喝をしたり、近所や玄関に張り紙を貼るといった違法な取り立てはしません。

しかし、無視を続けると親や保証人、職場に電話をかけて来たり、自宅訪問するなど取り立てが厳しくなっていきます。

やがて「○月○日までにご連絡をいただけない場合には、法的措置を採らせていただきます」などと記載した内容証明郵便も届くことがあります。(一度目からこうした通知が届くケースもあります)

このような通知は、裁判所を利用せず交渉で解決できる最後通告のようなものです。

催告書を無視し続けると簡易裁判所を通して督促が来る

催告書を放置し続けると、早ければ1ヶ月程度で簡易裁判所から「支払督促」が届きます。

支払督促とは、「このまま滞納を続けると、財産を強制的に差し押さえます」という通知書です。

簡易裁判所の支払督促は、特別送達という特殊な郵便で届きます。特別送達とは、公的な機関から書類を送る時に使われる方法で、封筒の表面には特別送達である旨が記載されており、必ず配達員から手渡しされます。

裁判所から普段目にしない形で督促が届くと動揺すると思いますが、絶対に放置してはいけません!

身に覚えのない請求ならば、同梱されている異議申立書を支払督促の受け取り後、2週間以内に簡易裁判所に提出しなければならず、無視してはいけません。

裁判所からの督促も無視すると訴訟を起こされ最終的には強制執行

簡易裁判所から届いた督促状は、書類を受領してから2週間以内に何らかの返答をする必要があります。

これを無視して期日を過ぎてしまうと、全面的にアペンタクル側の請求が認められ、裁判所から支払い命令が出てしまいます。

判決は、支払い命令を受け取ってから約2週間で確定し、いつ財産を差し押さえられてもおかしくない状況になってしまいます。

支払督促を受け取ってから2週間を経過すると、その日から30日間、債権者は仮執行宣言の申立てをすることができます。裁判所書記官がこの申し立ての内容を審査して、問題がなければ仮執行宣言が発付され、仮執行宣言付支払督促が債務者に送られます。

このとき再び異議を申し立てる機会が与えられますが、このときにも何もしなければ、債権者は裁判所に差押等の強制執行の申立てをすることができます。

裁判放置をして強制執行をされてしまうと、問答無用で大切な財産を持ち出されてしまいます。

差し押さえの対象になるものは、預貯金や生命保険、株式、給料などにとどまらず、車や貴金属、骨董品なども含まれます。原則的には、最低限の生活の保障のためのもの以外はすべて対象になります。

このように多くのものを差し押さえられてしまうと大事なものを失うばかりではありません。給与が差し押さえられると会社に居づらくもなってしまいます。

実質上は生活が成り立たない状況になってしまうでしょう。また、この段階になってしまうと、弁護士や司法書士でも対処することは非常に難しくなります。

そのため、強制執行まで事態が進む前に手を打つことが大切です。

まずは弁護士・司法書士に相談

借金の取り立てに悩んでいる人のなかには、誰の力も借りずに自分で解決したいと思っている人もいます。

しかし、債権回収業者が連絡してくる時点で借金の返済が難しい状況です。

この状況で何をすれば、自分で解決できるのでしょうか。残念ながら、自力での解決は容易ではありません。

もしできたとしても、そこまでの道のりは険しいものになるでしょう。

できるだけ早く、苦しみのない生活を取り戻すためには、自分で解決しようとしないで弁護士や司法書士に相談することです。

債権回収業者への対応はもちろんのこと、自己破産すべきなのか、ほかの債務整理の手段を選ぶのがよいのかといったことも、専門家である弁護士や司法書士なら的確に判断しアドバイスしてくれます。

また、最初の相談は無料ですし、契約して弁護士・司法書士費用がかかることになっても分割払いができます。

まずは、無料相談を利用してみましょう。

アペンタクルの取り立てに関するお問い合わせ

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