借金を長期間滞納していると弁護士法人マーシャルアーツという弁護士事務所から通知書が届くことがあります。突然、身に覚えがない弁護士事務所から通知が届いて驚いている方も多いかもしれません。
しかし、知らないからといって無視することは危険です。最悪の場合、裁判を起こされ、給与や財産を差し押さえられる可能性があります。
ここでは、弁護士法人マーシャルアーツの概要、通知書が送られてくる理由、通知が届いたときの対処法をご紹介していきます。
目次
弁護士法人マーシャルアーツとは
身に覚えがない名前のため、「架空請求ではないか？」と疑う方も多いようです（通知書が届いた方たちの声）。
しかし、きちんと実在する弁護士事務所です。正式名称を「弁護士法人Martial Arts （マーシャルアーツ）」といい、2009年に設立された正式な弁護士事務所です。
法人向け、個人向けともに幅広い案件を受け付けていますが、特に「債権回収」と「相続対策」に注力をしています。
| 設立日 | 2009年3月18日 |
| 弁護士数 | 9名 |
| スタッフ数 | 90名 |
| 弁護士 | 代表 堀鉄平 パートナー弁護士 吉新拓世（57期） 髙田優児（61期） 森川友和（62期） 市原麻衣（65期） アソシエイト弁護士 宮川敦子（66期） 齋藤拓（68期） 森春輝（70期） 溝口矢（72期） |
| 取扱分野 | ・各種契約書作成、人事労務、会社法案件等の企業法務 ・大企業のための少額債権回収 ・不動産、遺産相続、交通事故、借金問題、離婚問題等の一般民事事件 ・家族信託や相続税節税スキーム等を駆使した相続の事前対策 |
| 拠点 | 東京本店 〒107-0052 東京都港区赤坂2-12-17 Martial Arts タワー （第一東京弁護士会所属） 電話番号：03-3505-5333 FAX番号：03-3505-5334 |
| 福岡支店 〒812-0027 福岡県福岡市博多区下川端町2番1号 博多座・西銀再開発ビル6階 （福岡県弁護士会所属） 電話番号：092-402-0933 FAX番号：092-402-0934 |
なぜマーシャルアーツから通知書が届くのか
弁護士事務所が、債権者から委託を受けて、代わりに債権回収をすることがあります。実は弁護士は法律で借金の回収業務をすることが認められています。
例えば、インターネット利用料や通販の購入代金が滞納されてしまったとき、自分たちの会社で取り立てをするのは大きな負担になります。また、1件あたりの滞納金額も比較的少額であるため、多大な労力をかけて回収するのは会社として難しくなります。
そのような場合、債権回収（借金の取り立て）を弁護士に委託することがあります。弁護士は回収した借金の一部から報酬を受け取るという仕組みです。
このため、未払いや借金の滞納があると、借金回収の委託を受けたマーシャルアーツが代わって取り立てを行います。
マーシャルアーツの委託元
マーシャルアーツはさまざまな債権を取り扱っていますが、特に以下の企業名やサービスを利用した覚えがある方はマーシャルアーツから督促状が届く可能性があります。
- ワイモバイルやdocomoなどの携帯料金
- ZOZOTOWNなどのネット通販で購入した商品の未納金
- カードや消費者金融などの借金滞納分
- プロバイダに対するネット接続料金
マーシャルアーツからのハガキや電話を無視するとどうなるのか
初めは同様のハガキや電話が何度かくるでしょう。さらに無視を続けると督促が徐々に厳しくなります。最終的には裁判を起こされ、給与や財産を強制的に差し押さえられてしまいます。
状況によりますが、債権の回収が弁護士に委託された時点で、すでに一定期間滞納していると考えられるため、あまり猶予はないでしょう。早ければ数ヶ月で差し押さえという可能性もあります。
マーシャルアーツから取り立てが届いたときの対処法
では、ハガキや電話による督促がきたら、どうしたら良いのでしょうか？
詐欺ではないことを確認したら、すぐに行動する必要があります。
もし支払いが可能であれば、すぐにマーシャルアーツに連絡して支払いの意志があることを伝えましょう。
その上で、支払い金額と支払い期日を相談しましょう。状況によっては、一括ではなく、分割払いを受け入れてもらえる可能性があります。
どうしても返済の目処が立たない場合は、すぐに弁護士・司法書士に無料相談しましょう。国が制定する借金救済措置である「債務整理」を検討しましょう。
債務整理には、主に3つの方法があります。
たとえば、任意整理をすると、利息や返済回数などの返済条件を交渉することができます。また、個人再生をすると、マイホームを守りつつ、借金を大幅に減額できる可能性があります。
このような多数の選択肢の中から、あなたに最適な解決方法を提案してもらえるでしょう。
また、滞納期間が長くなっていると遅延損害金が高額になっている可能性がありますが、遅延損害金も債務整理によって減額・免除してもらえる可能性があります。
「詐欺」や「なりすまし」に要注意！
送り主・住所・電話番号を確認
債権回収の取り立ては、詐欺やなりすまし被害が多く報告されています。
まずは、通知書の送り主・事務所の住所、電話番号を公式ホームページを参考に確認しましょう。
公式ホームページには、債権回収の時に利用している電話番号、通知書のデザインなどが公開されています。
このいずれにも該当していない、あるいは若干異なる、という点があれば、すぐにマーシャルアーツに連絡しましょう。詐欺やなりすましの可能性が高いです。
架空請求などの場合、事務所名を分かりにくく偽装していることが多いです。たとえば、差出人が「マーシャルアーツ法律事務所」「マーシャルアーツ弁護士事務所」「マーシャルアーツ」などと書かれている場合、怪しいと考えましょう。正式名称は「弁護士法人マーシャルアーツ」です。
ご自身で判断するのが難しい、あるいは不安に感じたら、無理をせずに弁護士や司法書士に無料相談しましょう。
通知書の内容を確認
次に請求内容と金額を確認しましょう。大体の方が身に覚えがあると思います。
しかし、もし本物の通知書にもかかわらず、身に覚えがない場合は、以下の項目をチェックしてみましょう。
特に、インターネットサービスの利用料金などは、いついくら払ったのか分かりくくなりがちであるため、忘れている可能性もあります。
- 家族や関係者（友人、同僚）に支払いを依頼していたものの、これらの方々が支払いを忘れている。
- 別の代金・料金等への支払いを、当法人からの請求についても既に支払ったと勘違いしている。
- クレジット払いや着払いにしたつもりだが、誤って後払いを選択している。
- クレジット払いや口座振替を選択するも残高不足となり、未払いとなっている。
- クレジットカードの更新により、支払方法が後払いへ変更となっている。
- 誤った口座への入金のため、お支払いの確認がとれなくなっている。
特にクレジットカードは手続きから実際に反映されるまでに時差があるため、よく確認することをお勧めします。
定期契約に関する勘違い
- 解約前の料金に未払いがあることに気付いていない。
- 解約したつもりが、できていない（各会社との契約に基づくルールに従って解約する必要があるものの、ルールに従った手続がとられていない）。
- 他の発送月分と勘違いしている。
通信販売に関する勘違い
- 通信販売購入店名を忘れてしまっている。
- 購入商品名を忘れてしまっている。
どうしても思い出せないという方は、マーシャルアーツやサービス提供会社に直接問い合わせて確認しましょう。
ただし、前述したように、それほど猶予はありません。時間をかけすぎてしまうと、訴訟を起こされてしまうため、少しでも詰まったら、専門家に相談してください。
マーシャルアーツから通知書が届いたらご相談ください
マーシャルアーツは、正式に委託を受けて債権回収をしている事務所です。
しかし、架空請求が横行しているため、詐欺かどうかを確認する必要があります。
とはいえ、本物の通知であった場合は、裁判や差し押さえの強制執行までそれほど猶予がありません。
もし少しでも自分一人では不安だと感じた場合は、闇雲に話を進めずに、マーシャルアーツから届いた書面やメールなどをご用意して、弁護士・司法書士の無料相談を利用してください。
書面・メールを元に相談すれば、専門家が詐欺かどうかを判断してくれます。
また、借金には時効があります。この時効成立の有無も確認してもらえます。
必要に応じて、あなたに最適な借金の解決方法を提案してもらえます。
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全国で365日24時間、いつでも相談可能です。また、相談は無料で受付けており、安心して相談できる良心的な事務所です。また、職場や家族、知人に知られたくないという方にもサポートをしています。
気になる費用ですが、分割払いができるため、手元にお金がなくても気軽に相談ができます。
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専門家に相談することで、以下のような問題の解決が望めます。
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弁護士法人マーシャルアーツの口コミ｜通知が届いた方の声
口コミサイトなどに多くのコメントが寄せられています。
これらの内容から弁護士法人マーシャルアーツからの連絡が実際にどのようなものなのか見ていきましょう。
悪徳事務所？
ではアタシモ堂々と貼り付けましょう見に覚えもない商品の支払い請求の通知の１部を(笑)
なにこの低金額(笑)
●ご請求金額● ９９０ 円
●お支払期限● 平成３０年７月１４日
●ご請求内容●
LAKUBI (ラクビ) ﾓﾆﾀｰ特別ゆうゆうｺｰｽ[商品発送日：2018年2月20日]
●お問合せ番号●
12719358
●振込先口座●
三井住友銀行 れんげ支店
普通 ０２７３５８９
口座名義人 弁護士法人 Martial Arts
口座名義カナ ﾍﾞﾝｺﾞｼﾎｳｼﾞﾝ ﾏｰｼﾔﾙｱｰﾂ
大手企業の少額債権も取り扱っているため、このような少額な債権回収もしてくると考えられます。
購入してる通販の化粧品は代引きですし。
時々購入する衣類はセブンイレブン受け取りでレジで料金払ってます。
宅配も代引きなら勝手に配達して行かないから商品は持ち帰るし。
委託されてってどこから委託されてるのかも不明。
弁護士って取り立て屋なの？詐欺なの？
星１つ付けたけど私は０にしたいと思います。
ここの女だかどこの女だか知りませんが マーシャルアーツを名乗り電話をかけてきました
バスの中だったので「手短にお願いします」と言うと「バスの中じゃ話せないと思うので折り返し電話もらせませんか」と言う…
勝手にこっちの都合を決めんな 手短に話せと言っただろ!!何様だお前!!
ドコモなど携帯料金の回収も請け負っているためと考えられます。
冷静な対応をしましょう。
悪い記載が非常に多いですが、主に2つの内容が多いようです。
- 架空請求っぽい
- 対応が無礼
ただ、弁護士法人MartialArtsについては、具体的なクレームは少なく、感情的な口コミが多いようです。
1つ目は、公式ホームページに連絡手段や電話番号のリストが記載されています。そちらを確認のうえ、明らかに詐欺やなりすましであれば、警察などに連絡したり、無視しましょう。
どうしてもご自身で判断できない場合は、直接にマーシャルアーツに連絡したり、弁護士・司法書士の無料相談を利用することをお勧めします。
馴染みがないため、架空請求と疑われることも多いようです。
2つ目は、借金に心当たりがある場合やなりすましなどではない場合、まずは冷静になりましょう。口コミを見ると、クレームの詳細が書かれていないため、感情的になっているように感じられます。
そのため、口コミの内容は信憑性が低いかもしれません。
もちろん、借金生活は苦しいため、いろいろな感情があると思います。
「嫌なことから逃げたい..」
「わかっているのに、しつこく催促されると不愉快..」
「突然の取り立てに、びっくりして、ついにカッとなってしまった..」
「痛いところを指摘されて、自己防衛のためにカッとなってしまった..」
「生活が苦しくて精一杯なのに、偉そうに取り立てされてイラッとした..」
しかし、借金を滞納していることが事実であれば、きちんと建設的に対応しましょう。また、うっかりで勘違いや失念してしまっていることも考えられますので、もう一度、落ち着いて考えてみてはいかがでしょうか。
いろんな事情もあるかと思いますが、怒りに任せた言動は、債権者との関係をこじらせてしまいます。こうなってしまうと債権者に裁判を起こされ、給与や財産を差し押さえられていまいます。結果的に、ご自身の状況を悪化させてしまいます。
冷静に状況を伝え、謝罪し、返済する意思を示すことで分割払いや支払い猶予をしてもらえた可能性もあります。
「返さなければいけないお金がある」という事実を受け止めて、最善の解決策を考えるのがあなたにとっても一番良い方法ではないでしょうか。態度が悪いと感じることもあるかもしれませんが、借金を解決して、少しでも早く借金生活を抜けられることを考える方が良いでしょう。
また、領収書がもらえないなど、後々トラブルになりそうな口コミもあります。
ご自身での対応に不安や難しさを感じたら、すぐに専門家に無料相談することをおすすめします。不快な対応をされたのであれば、その旨も相談してみましょう。あなたに合った解決策を提案してくれます。
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