2019年4月以降、奨学金の返済猶予が受けられなくなる人が出てくるため、返済できない人が増えることが懸念されている問題
日本学生支援機構（JASSO）では、災害、傷病、経済困難、失業などの返還困難な事情が生じた場合に、返済の猶予を申請することができます。
この制度によって、1年ごとに最長５年間、奨学金の支払いを猶予することができました。さらに、2014年4月には、猶予期間が最長５年から１０年に延長されていました。
非常に優遇された制度ですが、2014年４月から５年後に当たる今年、最長10年の猶予を受けた人が順次、タイムリミットを迎えることになります。
便利な制度であるがゆえに、適用できなくなると、猶予制度を利用していた人にとっては、生活に大きな影響が出てしまいます。
１０年以上、猶予期間を受けるには、生活保護受給や傷病など一部の対象者に限られるため、「奨学金を返せなくなる人が増えるのではないか？」と懸念する声も出ているようです。
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