「ジェーピーエヌ債権回収って何の会社?請求が来たけど身に覚えがない…」
「連絡が来たけど、どうやって対応したらいいの?無視ししても大丈夫かな?」
ジェーピーエヌ債権回収会社は、サービサーと呼ばれる借金の取り立てを専門的に行う会社です。
取り立て専門というと、恐喝まがいの取り立てをイメージしするかもしれませんが、法務省の認可を得て営業活動を行う、国から正式に認められた企業です。決して違法な業者ではありません。
つまり、ジェーピーエヌ債権回収会社から督促を受けているということは、詐欺に巻き込まれたというわけではなく、あなたが何らかの借金を長期間滞納したために、取り立ての専門業者に依頼されたということです。
ジェーピーエヌ債権回収は、クレディセゾンなどで滞納して連絡が取れなくなった人の債権を買い取り、取り立てを行っています。このほか、トヨタファイナンスやYahoo!カードなどで滞納した場合も連絡がきます。
ジェーピーエヌ債権回収からの取り立ては、放置していると自分の気づかないところで様々なデメリットを受けてしまいます。
突然、身に覚えのない会社から連絡が来るため、無視してしまう人もいますが、ジェーピーエヌ債権回収から通知が届いた場合、無視だけは絶対にしてはいけません。
放置していると、最終的に裁判を起こされ、家、車、預金、給与などあらゆる財産を差し押さえられてしまいます。
このような事態を避けるために、今すぐ弁護士・司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。
法的知識が必要な交渉は闇雲に対応すると危険です。借金問題に強い弁護士・司法書士であれば、きっとあなたの状況に応じた適切な解決策を提案してくれるでしょう。今の生活を壊さないで済む方法もあるかもしれません。
目次
督促連絡で使われる電話番号
滞納が続き、債権が移ることでジェーピーエヌ債権回収から取り立てを受けることになったことに気づいてない人は、下記の電話番号から連絡が来ていないかを確認してください。
- 06-6305-6260
- 025-210-3333
- 048-450-2200
出典:iタウンページ
取り立ての電話がかかってきているにもかかわらず、安易に無視や着信拒否を続けると、返済の意思なしと判断され裁判所に強制執行の手続きを行われる可能があります。
もし、強制執行が成立してしまうと預金や家具・家電、その他の財産を差し押さえられ、給料の一部も差し押さえられてしまいます。
この差し押さえは、法に基づいて執行されるため、防ぐ方法はありません。
そのため、差し押さえを受ける前に、弁護士・司法書士に相談して対処する必要があります。
ジェーピーエヌ債権回収との裁判を防ぐ
ジェーピーエヌ債権回収からの取り立ては、電話の取り立てと、ハガキでの取り立てが行われます。
滞納を続けている人は、電話での取り立てを無視する人が多いため、自分の借金が債権回収会社に移譲されたことに気づけ無いことも多いです。
この気づかないことが、最悪の自体を招きます。
ジェーピーエヌ債権回収は、電話やハガキに反応がないと、取り立てを無視しているという風に判断してしまいます。
そのため、長期間連絡が取れない日が続くと、強制的に借金を回収することができる裁判所から一括請求の督促状を送付してきます。
記載された期日以内に、支払いが済まなければ、法的な強制執行が待っており、具体的には差し押さえが行われてしまいます。
こういった債権回収会社が行う差し押さえは、給料の差し押さえが該当します。
滞納で連絡が来た人の体験談
ここでは、実際にジェーピーエヌ債権回収から取り立てを受けた人の体験談を紹介します。
紹介する体験談のように、借金が支払えず無視せざる得ないような状況になってしまう人は多いため、他人事と思わないようにしてください。
すでに、ジェーピーエヌ債権回収から連絡が来ているということは、もうギリギリの状態だということを意識しながら読んでもらえると幸いです。
借金のきっかけ
私が借金をしたきっかけは、うつ病になって会社を休みがちになってしまい、収入が不安定になってしまったことが原因です。
病気になっている時は、仕事ができず収入が無かったので、仕方がなくクレジットカードを持っていたクレディセゾンのキャッシングを利用して、毎月の生活を凌いでいました。
一応、健康保険から傷病手当は得られるのですが、その手当は治療費に当てていて、毎月の生活を補うには十分ではありませんでした。
収入が不安定な私は、すぐに自転車操業の状態になりました。
クレディセゾンからの借金の返済は、目処が立っていなかったので、キャッシングの返済には他の消費者金融から借りて凌いでいました。
うつ病の治療は、社会復帰するまで1年ほど掛かりました。
その間に作ってしまった借金は220万円まで抱えてしまいました。
借金返済生活という現実
今回作ってしまった借金は、利息分を含めて返済していくと私の生活はギリギリの生活になってしまいます。
しかし、社会復帰してからの会社の付き合いもあり、生活費が足りない状態になり、返済状況も滞りがちになりました。
滞納を繰り返すと、感覚がおかしくなるのか、支払わないのが当たり前になってしまいます。
特に電話を無視し続けてしまえば、滞納してしまう現実から目を離すことができるので、気がつけば2ヶ月目の支払いも滞りはじめました。
こうなってしまったら、もう3ヶ月目も変わりませんでした。
滞納しても、電気やガスなどと違って、何も生活は変わらないんです。
そのため、大丈夫だろうと思い支払いを放置してしまったのです。
その結果、取り立てを7ヶ月ほど無視し続けました。
そんなある日、自宅のポストに封筒が入っていました。
債権回収会社へ債権譲渡
封筒の中身は、ジェーピーエヌ債権回収会社に債権を譲渡しますという、債権譲渡通知というものでした。
ジェーピーエヌ債権回収なんてきいたことが無いので、何だこれはと思いましたが、どうせ支払う気はなくなっていたのでこの通知も無視していました。
そして、取り立ての電話の番号も、いつもと違う番号から掛かってきました。
おそらく、通知が来ていた債権回収会社というところだろうと思いました。
念のため、ちょっと怖かったので、ジェーピーエヌ債権回収の取り立てについて調べてみた所、違法な取り立てはしないとのことだったので、そのまま無視し続けていました。
一括請求の督促のハガキが自宅に送られてきたのです。
債権回収会社からの通知
一括請求の通知書の内容には、記載された期日までに借金を一括で支払って下さいという内容で、支払わなければ差し押さえの強制執行もあり得るというものでした。
しかし、今の手持ちにはそんな金額は持っていません。
急いでジェーピーエヌ債権回収に連絡をして、何とか待ってもらえないか連絡しましたが、もう決まったことなので一括で支払ってもらうしか無いという返事しかもらえませんでした。
このままだと差し押さえを受けてしまうと、絶望感を感じながら、必死でなんとか出来ないかと解決策を探していました。
そんな時、ネットで見つけたのが、弁護士・司法書士事務所の無料相談です。
弁護士・司法書士に助けを求めて相談したら、一括請求の通知がきていても、まだ弁護士・司法書士が介入することで分割払いに戻すことができるということがわかりました。
さらに、交渉次第で借金の減額もできるかもしれないということがわかりました。
あの時、弁護士・司法書士に相談して本当に良かったと思います。
これからはきちんと自分の力で、生計を立て直していくつもりです。
連絡無視は危険
今回の体験談のように、自宅に督促状のハガキが届いたり、金融業者からかかってきた電話を無視して借りたお金を返さずにいる方は、注意しておきましょう。
借金を返さずにいると、やがて債権回収会社という取り立てのプロ集団が登場します。
金融業者は回収が難しくなった債権について、債権回収会社に取り立てを委任するか、安い金額で債権自体を売ります。
そして、その後債権回収会社は本格的に取り立てるために裁判所への訴訟を行います。
今回の体験談では、その債権回収会社がジェーピーエヌ債権回収だったということです。
ジェーピーエヌ債権回収のような会社は、日常的に裁判所への督促状の依頼を出しているため、決して甘くはありません。
そのため、支払いが滞納している人に容赦なく訴訟を起こしてくるので、簡単に裁判沙汰に発展してしまいます。
そして、裁判になってしまうと滞納した側に非があるので、どんな証言をしようと敗訴してしまいます。
基本的に、借金をしている事実がないのに訴えられた状態でないと、負けると思ってください。
その結果、今までの借金を一括で支払う義務が生じるのですが、滞納している人のほとんどは支払えないため、確実に支払わせるために給料の差し押さえを行ってきます。
給料の差し押さえが行われると、会社の給料から返済分のお金が引き落とされてしまうことになります。
もちろん、裁判所から会社へ通知が届くため、会社の人にも借金をしていることが知られてしまいます。
給料の差し押さえとは、お金を借りた銀行や消費者金融業者が裁判所を通して支払いの命令を出し、あなたの会社の給料から借金を回収することです。
この体験者のようなことになる前に、もうお金を返せないかもしれないと思ったら、すみやかに法律相談所の弁護士・司法書士へご相談ください。
給料はいくら差し押さえられるか
給料から返済分の金額が引かれてしまう、給料差し押さえについて解説します。
しかし、そもそもお金に困っている状態なのに、さらに給料が減ると生活はどうなるのかと不安になるかと思います。
実は、給料差し押さえによって引かれる金額には限度があり、給料が44万円以下の場合は、総額の4分の1を差し押さえられます。
給料が44万円以上の場合は、総額から33万円を引いた額を差し押さえられます。
したがって、万が一給料差し押さえになってしまったとしても、まったくお金が入ってこなくなってしまうわけではありません。
差し押さえを止めるには弁護士や司法書士に相談を
給料の差し押さえを解除するためには、債務整理という方法でこれまでに借りたお金の整理をする必要があります。
債務整理には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4通りのやり方があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、これらのうちでもっともあなたに合った方法で、借金の整理をしましょう。
体験談で紹介した人は、債務整理をするにあたって弁護士・司法書士に相談をしました。
法律のことはよく分からないという方でも、プロの弁護士・司法書士にお任せすれば、スムーズに手続きをしてもらえます。
債務整理をすると、返済に追われる不安が解消され、心の負担も軽くなります。
あなたも借りたお金のことで悩むなら、弁護士・司法書士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
滞納で債務整理をするなら
借金問題の手続きは複雑で素人では判断できない内容がたくさんあります。
手続きで記入しなければいけない書類も専門知識が必要で、そもそもどんな手続をしなければいけないかの区別も判断が難しいです。
例えば、自己破産しか無いと思った人が任意整理を行うことはよくあり、時効で済む可能性のある借金もあります。
実際、債務整理手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。
このように、知識としては知っていても認識が間違っていることも多くあるので、個人で対応するのは危険性があります。
一人で悩まずに、必ず弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。
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