借金滞納

パチンコ借金地獄気をつけなければいけない

パチンコ依存症の人は、気づいているかも知れませんが、借金をするときは悪いという自覚はあっても、借りてしまいます。

これは、過去に大きく勝ったときの記憶が頭から離れず、あのときのようにかならず勝って取り戻せる、という誤った思い込みから来るものです。

ここでは、こうした誤った考えから作ってしまう借金問題を、どのように解決していけば良いのかを紹介します。

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パチンコ依存度が高い人は闇金に手を出す

パチンコは、ギャンブルの中でも多重債務にに陥りやすいギャンブルです。

パチンコ依存者の中で、借金せずに済んでいるのは、ある程度有名な人や特殊な世界の人だけではないでしょうか。

なぜ、パチンコが借金をつくりやすいかというと、競馬や競艇などと違い、毎日ギャンブルができる環境なので、無計画に資金を投じることができるからです。

また、パチンコは勝てる見込みが読めないギャンブルです。

一度や二度、大当たりしたぐらいで、勝つか負けるか分からないパチンコに資金を投じるのですから、どんなに自制していても、やがてクレジットカードでキャッシングするようになります。

そして、はじめは小額の借り入れですが、だんだんと借入額や借り入れ回数が増えていき、すぐに上限額に到達しその後も減ることはありません。

こうして、多重債務の借金地獄に落ちてしまうのです。

昔はサラ金も、高利ではあったものの、比較的容易にお金を貸付していました。

しかも、当ときは規模の小さな審査が甘い貸金業者が、駅前の雑居ビルを中心に入っていたので、パチンコ依存症の人の利用は相当な数だったのではと思います。

今は、総量規制という法律が定められ、年収の3分の1までしかお金を貸さないという規則ができ、この規則に反すると罰則が加えられるということになっています。

そんなこともあり、借金をしてまでパチンコをしたい方の抑止となっているのですが、パチンコ依存性が高い人になると、違法な高金利の闇金業者を見つけてきて、安易に資金調達してしまうなどの問題も多発しています。

債務整理について

パチンコ依存症は、ほかにもいろんな問題もはらんでいるわけですが、借金問題もいつかは解決せねばならない事案です。

パチンコで大当たりすれば、返す目処は立つかも知れませんが、それならとっくの昔に返せたはずです。

また、収入がある程度あって、何とか返せるという方は自力で返すことを考えれば良いでしょう。

そのような方なら、パチンコ依存も軽度で済んでいるはずです。

それでは、いまの収入では闇金から借りるしか手がないという方はどうすれば良いでしょう。

この場合は、法律の力で借金問題を解決することができる、債務整理を検討するべきです。

債務整理とは、債権者に同意してもって借金を減額したり、支払不能であることを認めてもらい債権放棄を求める手続きです。

債務整理は自分でも手続きを進めることはできますが、専門知識が必要なことと、債権者側が雇っている専門家と直接交渉しなければいけないため、一般的に弁護士や認定司法書士といった、法律の専門家の力を借りて手続きをすすめるものです。

なお、債務整理は任意整理や自己破産など、いろいろあるのですが、ギャンブルが原因で作った借金は自己破産が認められないと言われています。

ただし、実際はギャンブルが借財の原因であっても、免責許可の決定を得られることもあります(これを裁量免責と言います)。

ギャンブル由来の借金だから、債務整理、自己破産は無理と思っている方は、考え方を変えてみてはいかがでしょうか。

債務整理の利点

パチンコ依存者が債務整理をすすめて行くことは、ふたつの意味でおすすめできます。

そのひとつは、裁判所や弁護士・司法書士が債権者に受任通知が出すと、その後は業者からのいっさい連絡が来なくなり、合意案がでるまで、支払いもストップすることができることです。

このように、返済が止まる期間は3~6ヶ月ほどあり、この期間はパチンコ依存症の改善・回復に集中できます。

もうひとつは、弁護士・司法書士と面談を繰り返すことで、自分の甘さに気づきパチンコ依存を断ち切りやすくなります。

これは、比較的面談回数が少ない任意整理や、弁護士・司法書士を使わない特定調停でも同じ効果を期待できるようです。

いままで、第三者から意見されたことがなかった依存者が、相談や面談をする中で、少しずつ自分を過ちに気づくことができるのです。

もちろん、すべての依存者に当てはまることではないですが、何らかの効果を示す人のほうが多いといわれています。

依存治療を受けなくて済むことを考えると、債務整理をすすめる大きな利点ではあるでしょう。

借金地獄から抜けるために債務整理の手続きをするなら

パチンコなどのギャンブルが理由の借金でも、任意整理なら国の救済手段を受けることができます。

しかし、借金問題の手続きは複雑で、かつ専門知識がないとどの手続きをするべきか判断できないことが多いです。

例えば借金の金額が多すぎて、自己破産しか無いと思った人が実は任意整理で助かるということはよくあります。

実際、借金救済の手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。

手続きを開始する前の相談は無料で受付けているので、自分で判断することが難しい場合は、一人で悩まずに、まずは弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。

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どんな人がパチンコ依存症になりやすいのか

パチンコ依存症に陥りやすいタイプとして、どのような人があげられるでしょうか。

まず、アメリカを例にとると、ギャンブル全般的に依存しやすいタイプとして、若年者、低学歴者、低所得者、失業者などが指摘されています。

日本は米国ほど階層間に違いはありませんが、このデータはいろんな意味で参考になるところがあります。

つぎに日本ですが、我が国の場合は少し違って、この病に陥る前は普通の生活者(ごく平凡なサラリーマン、公務員、主婦、大学生、あるいは年金生活者)だったことが分かります。

それがあるきっかけで、パチンコやギャンブルで大勝ちしてしまい、ハマっていく人が大半だと言う分析です。

パチンコ依存症は本人の資質に関係なく、陥りやすい病気とする見方がありますが、それがこのタイプの考え方です。

また、違った意味でパチンコ依存症なりやすいタイプとして、ストレスを溜め込みやすい人、人とコミュニケーションがうまく取れない人、根が真面目な人、友人が少ない人、強い孤独・劣等感を持つ人などを要注意としています。

お気づきかと思いますが、この条件に該当する人はかなりの人が該当するのではないでしょうか。

例えば、ストレスを溜め込みやすい人や、根が真面目な人は世の中に数多くいます。

つまり、パチンコ依存症に陥る可能性がある人というのは、それこそ広範囲にわたり存在していることが分かります。

こういっては身も蓋もありませんが、誰がなってもおかしくない病気というものが、パチンコ依存症と考えるべきなのかも知れません。

パチンコ依存症の原因が家族の問題であることも

パチンコ依存症が、ほかの依存症とは違い、本人の資質はそれほど関係しないとする考え方は、パチンコ依存症の症例に詳しい精神科医の間でも、通説となっていることです。

もちろん、本人の資質は関係ないとしながらも、100%そうとは言い切れない面もあるでしょう。

友人の少なさや、人間関係を構築する稚拙さと言ったものは、原因とは直接関係なく、より身近な与件がその原因をつくっていることもあります。

たとえば、家族の問題です。

本人の資質とは、さほど関係性がなくても、これまで気にしなかった問題が浮上することで、パチンコ依存症を生む原因となります。

例をあげると、父親のリストラによって、ある家族の経済環境が大きく変わったとしましょう。

その家族には、私立大学に通う大学生の息子がいます。

彼はこれまでとは違い、自分の小遣いぐらいは自分の手で稼ごうと思い立ち、たまたまやったパチンコで大勝ちしてしまいます。

このとき彼は、黙って座っているだけで大金を得られることを体験してしまいます。

その後も、この体験が忘れられなく、どんどんパチンコの深みにハマってしまうことになります。

揚げ句の果てに、就職活動をやめてパチンコホール通いを続ける日々を繰り返すようになります。

ついには、遊技資金を親にまで無心するようになるとします。

このように、パチンコにハマるような要素(本人に思い当たる資質)がまったくなくても、パチンコ依存症は始まることがあります。

こうした例が実際にあることを覚えてきましょう。

パチンコ依存症で借金をするとどうなるのか

パチンコ依存症の特徴として、同時に借金の問題を作ってしまいやすいことがあげれられます。

これは、パチンコが基本的に有料ゲームであることが関わっています。

有料ゲームと聞くと、何だか懐かしい感じがする方もいるでしょう。

たとえば、過去にアバターの着せ替えだけで10万近く消費する子どもが次々とあらわれました。

ゲームの内容はまったく違いますが、パチンコと言うコンテンツもまったく同じです。

ゲームにハマりやすい人間からお金を巻き上げるのです。

アルコール依存症も借金漬けになりやすいですが、依存者の多くは、日々数万も飲酒するような丈夫な肝臓を持ち合わせてはいません。

パチンコ依存症は、ハマりはじめると、とんでもない金額を突っ込んでしまいます。

昔のサラ金なら、多分上限額いっぱいになるのに、そう日にちはかからないはずです。

これがパチンコ依存のいちばんの特徴です。

サラ金に手を出し、ついに破滅へと転落

パチンコ依存症の軍資金の調達方法は、はじめはクレジットカードのキャッシングから始まります。

ただし、一般的なクレジットカードですから、借りれる金額は知れています。

そして、サラ金のカードローンをつくって、借りては返すを繰り返していきます。

昔と違い、いまはある程度年収がないと、カードローンを作らせてくれない世の中に変わっています。

そこで、クレジットカード貸付枠を活用するため、カード現金化に手を染めてしまう例も多いのです。

カード現金化とは、クレジットカードで換金可能な商品を購入し、現金を得ると言うものです。

ほかにも数パターン、現金化する方法はあり、金化業者が合法性を主張してきたのですが、クレジットカード会社も側が現金化の恐れのある商品の購入前にカード利用をストップできるシステムを導入するなど対応を進めています。

いま、少なくともカード現金化は使えないようになっているかと思いますが、総量規制に切り替わるタイミングを知っているパチンコ依存者の多くは、カード現金化で資金調達した者もいるのではないでしょうか。

ただし、還元率は酷いもので20万円カードを使っても、12万ぐらいにしかなりません。

ですから、多くの場合は新幹線の回数券を近くのチケット屋に売るわけです。

ただし、いまではどれも通用しません。

保険の解約と闇金

パチンコ依存症の軍資金集めは、世間全体がお金を貸さなくなっていくなか、まだまだ続きます。

そして破滅へと転落していきます。世の中全体がお金を貸さなくなるのですから、持っている金融資産を現金化するしかありません。

金融資産と言ったら保険しかありませんが、自分の保険はすでに解約して返戻金を軍資金にしています。

そこで、子どもの学資保険を解約して軍資金に充てるのです。

はじめは一部を借りるのですが、毎月の払い込みもできなくなり解約してしまうわけです。

大抵は親である本人が契約者ですから、解約自体は自由にできるでしょう。ただし、そのお金はすべてパチンコに消えていくわけですから、やったことがある方は、おそらく幸せにはなれないはずです。

こうして破滅の道は徐々に色濃くなっていきます。

そしてついに、パチンコしたさに我慢しきれず、闇金に手を出してしまう者もいます。

知っていると思いますが、闇金の利息は異常に高いことで知られています。

また、貸付業者はどこの者かも分からず、携帯番号だけでつながっているだけです。

幸い、闇金に借りたとしても、弁護士・司法書士に相談すると元金も返還せずに済んでしまうことになるようです。

パチンコ依存症の借金は早目に弁護士・司法書士に相談することが大事ですし、またそのことが依存症の解決にもつながっていきます。

パチンコの借金に強い弁護士・司法書士へ相談するなら

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しかし、パチンコのようなギャンブルが理由の借金となると、普通の借金問題よりも対処が難しくなるため、実力のある弁護士・司法書士がいる事務所を探さなければいけません。

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