パチンコなどのギャンブルにハマっている人はわかるかと思いますが、パチンコは際限なくお金を注ぎ込める娯楽だと思います。
打った時の台や、自分の運や設定を見抜く力で大勝ちしたり、大負けもするでしょう。
パチンコの還元率は約80~90%と言われていますが、パチンコ屋が店を経営するためにもっと当たる確率を減らしているところもあります。
こういう店では、パチンコにハマる人がいればいるほどパチンコ屋が儲かり、ハマった人は損していく仕組みです。
恐ろしいところは、ハマっている人は本人も気づかぬうちにギャンブル依存症になってしまい、負けを認められず借金地獄に落ちていくのです。
今回は、パチンコが原因の借金地獄の脱出方法として利用されている「債務整理」について説明していきます。
目次
パチンコの借金は債務整理
パチンコで作った借金を解決できなくなったら、まずは自分の借金がいくらあるか確認しましょう。
もし、借金が50万以上あれば債務整理することで、借金の総額を減らすことができます。
さらに、毎月の支払いがきつい場合は、返済期間を延ばして毎月の支払金額額を減らすこともできます。
この債務整理という制度は、借金で苦しむ人の生活再建が目的の国が作った制度です。
債務整理をすることで、借金の金額を減らせたり、過去に支払っていた借金に過払いがあれば、過払い金として一部が返金されます。
日本には借金に苦しむ人が300~400万人いるといわれており、そのほとんどが債務整理というものを知らずに返済し続けています。
債務整理は、こういった自分の力で返済できないほどの借金を抱えた人を、法律の力で救う制度なのです。
債務整理は借金の理由は問われません。
もちろん、パチンコで作った借金も債務整理で減額することが可能です。
債務整理は、一般的に弁護士・司法書士を通して行われます。
弁護士・司法書士側も、この借金問題を解決するために乗り出しており、テレビCMなども行っています。
実際に、過払い金のテレビCMを見たことある人も多いのではないでしょうか。
借金問題は、返せないと感じたら自分で解決しようと考えず、まずは弁護士・司法書士を頼ってください。
昔は、相談するだけでお金が掛かりましたが、今では無料で相談を受けている弁護士・司法書士が増えています。
いま、パチンコが原因で借金地獄になってしまい悩んでいる状況なら、ネットで弁護士・司法書士を探してみましょう。
パチンコの借金地獄で苦しんでいるときは
パチンコで作った借金地獄は、債務整理することで解放されます。
弁護士・司法書士に相談に行くと、債務整理の手段として「自己破産」「任意整理」「個人再生」という選択肢について教えてもらえます。
ただし、ギャンブルで作った借金は自己破産できませんので、お気をつけください。
相談する際は、自分のことを偽りなく話してください。
ギャンブルで借金を作ったという事実を、弁護士・司法書士に秘密にしてもデメリットしかありません。
ここで嘘を付くと、交渉もうまくいかない事が多いです。
任意整理を行うことで、結果、過払い金が見つかったというケースもあるそうです。
つらい借金問題を解決するのは、ひとつの方法に限らないので、プロにお任せすれば間違いありません。
自分が希望する方法で債務整理を行えるかどうかは、状況次第です。
なるべく早く、弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。
どの債務整理を選べばいいのか
一般的な債務整理方法をご紹介しました。
前述したとおり、自己破産はパチンコで作った借金は申請しても認められません。
なので、選択肢は「任意整理」か「個人再生」に絞られるでしょう。
今回はこの二つを比較してご紹介しましょう。
任意整理は、貸金業者との交渉によって借金の負担を減らす手続きです。
将来利息、遅延損害金だけではなく、交渉によっては借金の元金を減額することも可能です。
この交渉は弁護士・司法書士が行います。個人再生は任意整理とは違い、申し出の妥当性を裁判所に委ねることになります。
借金が500万円以上であれば5分の1に、500万円以下100万円以上であれば、100万円になるという大きな減額効果も任意整理との違いです。
また、自己破産と違い住宅をキープしておけるのも個人再生の大きな特徴といわれています。
今回紹介した最初の体験談では、借金が100万円以下なので個人再生が持つ大きな減額効果の恩恵を受けることができません。
したがって任意整理の手続きを進めていくことになります。
債務整理にはいくつかの方法がありますが、借金の困窮度や債務者の希望に応じて選んでいきます。
弁護士・司法書士事務所を利用すれば、債務者に最適な方法を弁護士・司法書士が提案してくれるでしょう。
任意整理をするとどうなるのか
任意整理を行うと、将来金利のカットや過去に払った金利の見直し、過払い金の調査や返還請求を行い、最終的には「3年から5年で完済できる程度」に借金額を見直すことになります。
デメリットとしては、任意整理後5年間程度はふたたびキャッシングすることやローンを組むことができなくなりますが(ブラックリストに載る)、逆に考えれば5年程度を借金せずに過ごせば、再び借りることもできるようになります。
自己破産の場合は「借金の免除」となりますが、こちらは裁判所を通しての手続きとなり、また資産がある場合は処分しなければならなくなります。
車はもちろん、自宅なども手放さなくてはなりません。
個人再生であれば、自己破産のように資産の処分が強制されることもなく「借金額の大幅減」が受けられますが、手続きが煩雑で費用、手間がかかり、個人で行うことはかなり難しいでしょう。
任意整理にデメリットはあるのか
債務整理で借金の負担を減らすならば、債務整理のデメリットについても確認しておかなければなりません。
これまで紹介した手続きの中でも、任意整理にはほぼデメリットがないと言われています。
先に述べたように、自己破産や個人再生に比べると借金の減額効果は高くありません。
ですが、これは借金の額や困窮度によって選べばいいだけの話です。
また、先ほど任意整理すると向こう5年間は借り入れができなくなると説明しましたが、これは個人再生や自己破産など債務整理手続きの全てに共通するデメリットです。
一度借金を作った人が、もう借金をしないように自戒するのは当然のことと言えます。
そのため、債務整理の中では一番広く用いられている方法のようです。
任意整理にはメリットがあるのか
次は「任意整理」のメリットについて触れたいと思います。
まず、すべての手続きを専門家にお任せすることで、自分は借金返済をすることに集中することができます。
難しい方法について、ひとりで調べて悩んでいる時間などを考えると、これは大変大きなメリットです。
また、借金の督促が止まったことで精神的なプレッシャーから解放され、ストレスの多かった日常を切り替えることができます。
将来のことを考えると、悲観的だった状態から解放されます。
弁護士・司法書士に相談して法律のプロからの意見を聞いてみると、自分が作ってしまった借金について、冷静に判断できるようになります。
債務整理をすると、パチンコで台無しになった人生を取り戻せます。
勇気を出して相談してみる価値は、充分にあるでしょう。
弁護士・司法書士に支払う費用はどうやって作るのか
借金があるのに、弁護士・司法書士に相談となると心配なのは相談費用だと思います。
スマホでも調べられますが、初回の相談を“無料”としている弁護士・司法書士事務所は多くあるようです。
しかし、相談の後に、実際に債務整理することになると、当たり前ですが費用が発生します。
その料金の設定は、各事務所によって多少の違いがありました。
債務整理がスタートすると、消費者金融からの返済の請求が止まります。
したがって、まずは弁護士・司法書士事務所への支払いを無理のないプランで済ませたあとで、借金を整理していく方法も選べるのです。
費用の分割などの相談に応じてもらえる、良心的な弁護士・司法書士事務所もあります。
あなたの希望する条件に合った弁護士・司法書士事務所を、探してみてください。
債務整理で気をつけたい悪徳の弁護士・司法書士の見極め方
債務整理は、借金問題に苦しむ人を救う手段ですが、困っている人につけこむ人もいます。
債務整理を検討している人はこのような詐欺に引っかからないよう、よくある詐欺の手口と、高い弁護士・司法書士の費用を請求してくるような悪徳の弁護士・司法書士の見極め方などを紹介します。
着手金詐欺
債務整理でよく聞くトラブルに、着手金詐欺があります。
自己破産や任、意整理を弁護士・司法書士に依頼する際、着手金という名目でお金を支払うことになります。
業務をしてもらう前に払うものなのですが、着手金を支払ったら弁護士・司法書士が全然仕事をしてくれなかったということがあります。
弁護士・司法書士の報酬には、大きく仕事を依頼するときに支払う着手金と、仕事が無事成功したときに支払う成功報酬の2種類があります。
着手金については、依頼が成功しなくても返ってくるものではありません。
成功報酬だけだと、依頼された弁護士・司法書士は仕事が完了するまでかかった費用を自分で立て替える必要があります。
その間に、依頼者がいなくなってタダ働きになってしまう可能性もあるので、ゼロにはできません。
なので、着手金があること自体は問題ないのですが、着手金をもらうだけもらって大した仕事をしない弁護士・司法書士がいてトラブルになります。
多重債務者を狙った詐欺
また、手口は似ていますが、多重債務者を狙った詐欺もあります。
知り合いの弁護士・司法書士を紹介すると言って、凄腕の弁護士・司法書士だからすぐに解決すると甘い言葉で近寄ってきます。
すごい弁護士・司法書士だから債権者と話をして、借金をチャラにしてくれると話す人もいます。
弁護士・司法書士を自分が紹介してやると言ってきて、紹介の際に着手金や手数料という名目でお金をだまし取ろうとしてきます。
もちろん、渡したお金は返ってこずに連絡も取れなくなります。
連絡が取れてもそれはさらにお金を取ろうとしている時かもしれません。
借金をチャラにする手続きは自己破産の手続きですが、必ず裁判所への申し立てが必要になります。
債権者と交渉をして借金を減額できるのは任意整理ですが、過払い金がない限り借金をチャラにはできません。
2006年以降にお金を借りている人は、グレーゾーン金利も撤廃された後ですので、基本的に過払い金は発生しません。
そのため任意整理で借金をチャラにできることはまずありません。
また、そもそも任意整理は債権者との交渉になりますので、絶対にということはなく、交渉してみるまでどれくらい借金が減るかはわかりません。
さらに、弁護士・司法書士へ依頼する際に間に入って、債務者から報酬などを受け取ると、弁護士資格のない人が弁護士業務を行ったという非弁行為になり、弁護士法で禁止されています。
弁護士業務とは、訴訟の代理人となるだけでなく、示談交渉や斡旋なども含まれていますので、このような行為は非弁行為となります。
整理屋、事件屋、示談屋などと言われるような行為で、法律違反なので相手にしてはいけません。
債務整理を悪用する悪徳の弁護士・司法書士の見極め方
このように、悪徳の弁護士・司法書士や債務者を狙った人たちがいるため、多重債務の人は特に気をつけないといけません。
冷静に考えるとありえない手口なのですが、多重債務に苦しんでいる人は正常な判断をすることが難しく、つい甘い言葉に乗ってしまいます。
向こうから寄ってくる弁護士・司法書士は、悪徳である可能性を疑い排除して、自分で弁護士・司法書士を探すことで悪徳の弁護士・司法書士に当たるリスクをかなり下げることができます。
本当に善意でアドバイスをくれた弁護士・司法書士の人であれば縁がなかっただけですが、現実問題としてそのようなことが起きる確率は、知り合いでもない限りかなり低く、知り合いでも騙そうとしてきている可能性はあります。
向こうから寄ってくる弁護士・司法書士は、相手にしないというのが最もシンプルで効果的な悪徳の弁護士・司法書士の見極め方といえます。
借金地獄から抜けるために債務整理の手続きをするなら
パチンコなどのギャンブルが理由の借金でも、任意整理なら国の救済手段を受けることができます。
しかし、借金問題の手続きは複雑で、かつ専門知識がないとどの手続きをするべきか判断できないことが多いです。
例えば借金の金額が多すぎて、自己破産しか無いと思った人が実は任意整理で助かるということはよくあります。
実際、借金救済の手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。
手続きを開始する前の相談は無料で受付けているので、自分で判断することが難しい場合は、1人で悩まずに、まずは一度相談してみることをお勧めします。
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