リボ払い

リボ払いからカードローンに借り換えるのは得策?リボ払いが苦しい時の対処法とは

リボ払いを続けるよりも、低金利のカードローンに借り換えたほうがお得らしい??

このような話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。確かに、リボ払いからカードローンに借り換えることで、「負担が減って得をした」というケースもあります。

しかし、「借金をしている」ことには変わりがないため、借り換えをしても、結局のところ毎月返済に追われることになります。

この記事では、「リボ払いをカードローンに借り換えることは本当にお得なのか」「カードローンのほかにリボ払いの返済で困ったらどうすべき」をご紹介していきます。

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そもそもリボ払いの借り換えとは?

「リボ払いからカードローンに借り換える」とは、カードローンで借りたお金で、リボ払いの分を一括で返済するということです。

借り換えをした後は、カードローンの返済を続けていくことになります。

これでは、借金がリボ払いからカードローンに変わっただけのようですが、なぜリボ払いからカードローンに借り換えた場合、得をする可能性があるのでしょうか。

その理由は「金利」です。

リボ払いの場合、「手数料」が毎月発生するため、利用残高に、この手数料を上乗せして支払わなければなりません。手数料は、実質的には、金利と同じであると言えます。

つまり、カードローンの金利がリボ払いの手数料よりも低い場合は、金利の差分だけ得になり、最終的に支払う金額を抑えられるということになります。

また、複数のクレジットカードでリボ払いを利用している場合、1つのカードローンに借り換えることによって、返済を一本化できるというメリットもあります。

カードローンへの借り換えが必ずしも得にはならない2つの理由

リボ払いからカードローンに借り換えることによって、メリットが得られる可能性はあります。

しかし、カードローンへの借り換えに対して過度な期待は禁物です。基本的には「必ずしも得をするとは限らない」ということを十分に理解しておいたほうがよいでしょう。

その理由は、次の2つです。

  1. カードローンは必ずしも低金利ではない
  2. 毎月の返済額が少ないと利息総額が高くなる

それぞれ詳しく説明していきます。

カードローンは必ずしも低金利ではない

カードローンに借り換えをして得をするのは、「リボ払いの手数料と比べて、低金利で借り入れができた場合のみ」です。

これまでの話で「カードローンは低金利なんだ」と考えている方もいるかもしれません。しかし、実際のところ大きく金利を下げて借り入れをするためには、とても厳しい条件があります。

借金を完済できる可能性が高いと判断されれば、その分、利息は低くなります。逆に、完済できる可能性が低いと判断されてしまうと、利息は高くなります。

たとえば、「オリックス銀行カードローン」を例にして見ていきましょう。

利用限度額金利
700万円超800万円以下1.7%~4.8%
500万円超700万円以下3.5%~5.8%
300万円超500万円以下4.5%~8.8%
150万円超300万円以下5.0%~12.8%
100万円以上150万円以下6.0%~14.8%
100万円未満12.0%~17.8%

カードローンの金利は1.7~17.8%とされており、金利の幅がかなり広いことがわかります。

1.7%程度の低金利で借り入れをするには、限度額700~800万円の審査に通過する必要があります。初めてカードローンを利用する場合、よほど高収入でない限り、大きな限度額の審査には通過できません。

利用限度額は収入や信用状況によって決まるのですが、審査の結果、限度額が100万円未満に設定された場合、12~17.8%の金利水準となります。

クレジットカードのリボ払いの金利は15%が相場であるため、ほとんどウマ味がないどころか、むしろリボ払いよりも高い金利で借り入れをすることなり、本末転倒になってしまいます。

借り換えても返済額が少ないと利息総額が高くなる

もうひとつ注意が必要なのが「毎月の返済額」です。

利息は残りの元金(実際に借り入れた金額)に対して発生します。月々の負担を減らしたいからといって返済額を少なく設定してしまうと、なかなか元金が減らずに利息が増え続け、借金返済の長期化は免れません。

また、支払い総額が膨れ上がり、大きく損をしてしまいます。

早めに借金を完済したい方は、カードローンへ借り換える前に、現在リボ払いで月々支払っている返済額を増やせないか検討することをおすすめします。

どうしても返済が厳しいという状況でない限りは、この方法がもっとも完済への近道と言えるでしょう。

「リボ払いの返済が苦しい」そんな場合は債務整理を

リボ払いでの借金をカードローンに借り換えしても、利息が発生するため、返済が苦しい状況から抜け出すことは簡単ではありません。

返済が苦しくなる根本的な原因である手数料や利息をカットしたり、借金を減額・免除する方法が「債務整理」です。

支払い額や利息を減らすなら任意整理

債務整理には「任意整理」「個人再生」「自己破産」「特定調停」という4つの手段があり、それぞれメリット・デメリットが存在します。

リボ払いの返済に苦しんでいる方の場合、まずは「任意整理」を検討することをおすすめします。

任意整理とは、「利息や手数料の支払いをカットすることで、月々の返済をラクにする手続き」です。

利息や手数料がなくなると毎月の支払い全額が元金の返済に充てられるため、手数料によって支払い総額が膨れ上がりやすいリボ払いにはうってつけといえるでしょう。

任意整理の主なメリット・デメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
・債権者からの督促をストップ
・将来的に発生する利息や手数料をカット減らす交渉ができる
・手続きが比較的容易
ブラックリストに登録される

任意整理は手続きにそれほど時間と手間がかからない一方で、約5年間ブラックリストに掲載されます。

ブラックリストに登録されている間は,次のようなことができなくなります。

  1. 新しくクレジットカードを発行
  2. キャッシングやローンでの借り入れ
  3. 携帯電話を分割払いでの購入

少なからず今後のライフプランに影響するため、あらかじめ理解しておきましょう。

リボ払いやカードローンを何社も借りて返せなくなると…自己破産へ

目先の借金返済だけにとらわれて、複数社のカードローンを利用しているうちに借金がとんでもない額になっていた…

このようになってしまうと、解決するためには「自己破産」しかありません。

自己破産はすべての借金を清算できる法的手続きです。すべての借金がゼロになるという絶大な効力がありますが、以下のようなデメリットが伴います。

  1. 家や車などの一定以上の価値の財産を失う
  2. 手続き期間中は士業などの職業に制限がある
  3. 返済義務が保証人に移る

それでも借金問題を根本的に解決するには、債務整理がもっとも有効な手段であることは間違いありません。

債務整理は法的に認められた借金返済の救済措置です。そのため、法律の専門家である弁護士や司法書士のサポートが必要になります。

リボ払いの返済に行き詰まっている方は、安易にカードローンに手を出すことは避け、弁護士や司法書士に相談することをおすすめします。

事務所によっては相談は無料としているケースもありますので、専門家とともに適切な手段を選択し、早期の完済を目指しましょう。

まずは弁護士や司法書士に相談を

任意整理は交渉により大きく結果が変わるため、「弁護士・司法書士選び」が極めて重要となります。ご相談の際は借金問題に精通し、実績もある法律事務所を選ぶことをおすすめします。

弁護士や司法書士というと、多額の費用がかかるイメージをお持ちかもしれません。また、ハードルが高く、「自分には関係ない…」と思ってしまう方もいるかもしれません。

しかし、債務整理を多く扱う弁護士・司法書士事務所なら、分割払いに応じてくれるなど、お金に困っている人に寄り添ったサービスを用意していることも多く、利用しやすくなっています。

リボ払いの解決策を相談することはもちろん、相談しづらいお金の悩みを打ち明けるために気軽に相談してみてはいかがでしょうか。

リボ払いの借金に関するご相談はこちら|5分程度のお電話で対応可能です

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気になる費用ですが、分割払いができるため、手元にお金がなくても気軽に相談ができます。

みつ葉グループは、本当に必要な手続きを見極めてくれる良心的な法律・法務事務所です。もし借金問題に苦しんでいるなら、一人で悩ますに、まずは相談してみてください。あなたの借金の状況に合った、最善の解決方法を提案してくれます。

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