アプラスの滞納について相談を受けていると、多くの方が些細なきっかけから始まっているようです。
「今回だけは…」と軽い気持ちでお金を借りたものの、予想外の出費が重なり、返済日に支払いができなかったという方が多いようです。また、「引き落とし口座が給与振り込み口座と別で、うっかり支払いを忘れてしまう」という方もいます。
「アプラスの支払いは後でも何とかなると思ってませんか?」
「事情を話せば、アプラス側も理解してくれると思っていませんか?」
このような考えは、とても危険です。借金はわずかでもあっという間に事態が悪化してしまいます。借金を2~3ヶ月も放置すると、裁判所からの督促や差し押さえ請求が届きます。
最終的には、アプラスに裁判を起こされ、家、車、預金、給与などあらゆる財産を差し押さえされる可能性があります。
滞納直後〜1ヶ月 | 電話やハガキによる督促 |
滞納から約1ヵ月 | 配達証明・内容証明による督促 |
1ヵ月以上にわたり全く連絡しない場合 | 自宅訪問が行われる/ブラックリストに登録される |
支払い遅延が長引き、何も連絡せずに無視する場合 | 一括請求や差し押さえなどの法的手続きが取られる |
一括請求が届くと、差し押さえの寸前です。このタイミングで借金を返済できない方は、すぐに弁護士・司法書士に相談することをおすすめします。
借金を滞納すると、大げさではなく、信用情報や大切な家族など人生に大きな影響を与えることもあります。心当たりのある方は適切に対応しましょう。
目次
アプラスは危険なカード会社なのか
アプラスは新生銀行系のクレジットカードで、多くの方が利用しているカードです。
初年度会費が無料です。翌年からは2,000円かかりますが、前年度に50万円以上の利用があれば無料になります。
さらに、ポイント還元率は1.0%から2.0%ですが、この還元率は前年度の利用額によって変わります。
つまり、使えば使うほどポイントの還元率が高くなるというシステムで高額利用者にとって便利なカードです。
しかし、高額利用者に取って使いやすい分支払い能力を超えて使用し続けると大変なことになってしまいます。
アプラスで支払いが遅れて滞納すると
アプラスカードは使いやすいクレジットカードですが、滞納してしまうとそのまま最悪のところまで行き着く人もいます。
引き落とし日は27日で、「もしかすると、払えないかもしれない」と思っている人ほど危険です。
そう感じている人は、よくご覧ください。これから、どのようなリスクがあるのかを説明してまいります。
クレジットカードは油断して使いすぎてしまう
クレジットカードは、買い物のその場で現金を支払わないために、ついつい油断して多めにモノを買ってしまうこともあります。
特に、リボ払いに手を出すと借金していることに気づきません。
アプラスカードに限らずそこにこそクレジットカード全般のリスクが内包されているのです。
クレジットカードで買い物をすると平均して20%の消費額が増加することが明らかになっています。
強い意志を持っていないと、買いすぎてしまい、またポイントを意識するあまり、使いすぎてしまう人も少なくありません。
アプラスのローン延滞について
先ほどからアプラスのローンの延滞について触れていましたが、このままだと借金にハマってしまうことがあるのです。
アプラスカードの場合は実質年率は、12.60%~15.00%となっています。
これは決してボッタクリではなく、業界の平均的な金利です。
金利がかかる代わりに、返済額を毎月、平均的にならして返済をしやすくするという、アプラスに限らずクレジットカード独特の返済プランです。
一度に大きな返済をしなくていいのですが、元本がなかなか減らないという欠点があります。
リボ払いで借金地獄に陥ったなら弁護士・司法書士に相談
リボ払いですでに借金地獄の人はまず弁護士・司法書士に相談してみてください。
リボ払いは高い金利で借金地獄に苦しむ人もいます。しかしその金利をゼロにするための救済手続きを弁護士・司法書士は知っています。
おすすめする弁護士・司法書士事務所なら、過去に同じようなリボ払いが原因の返済の相談も多く受け、解決してきているので、事情を話せば問題なく解決できるでしょう。
アプラスカードの請求額が払えないで滞納すると
アプラスカードはあくまでもクレジットカードです。
あなたの信用を基にして、ショッピングをしてできたポイントが様々なサービスに交換できるという、システムを取っているだけです。
期限がくれば、返済するものは返済しないといけません。
その返済義務を履行できない場合は、それ相応の社会的ペナルティも発生します。
当然、通常の利息にプラスして、1日でも支払いが遅れると延滞利息まで加算されてきます。
滞納すると給与差し押さえまで事務的に物事が進んでいく
アプラスカードが払えなくなると、まずは催促してきます。
ハガキ、電話であくまでも常識的な対応で臨んできます。
暴力団が取立てに押しかけて職場に来たり、夜中に自他うに押しかけるようなことは貸金業法で規制されていますのでそれはありません。
滞納してからの具体的な流れは次のようになります。
支払い遅れから督促への流れ
- 再引落の案内が届く
- 電話で支払いの督促
- 連絡がつくまで督促電話が続く
- 強制解約
- 一括請求
- 訴訟
早期解決できるかどうかは、1~3の催促されているうちに、支払いができるかどうかです。
ここで督促を止めることができれば、それ以上のダメージはありません。
もちろん、決してアプラスカードからの連絡を無視し続けてはいけないのです。
4~6になってしまうと信用情報に傷が付いてしまいます。
3ヶ月経過でブラックリストに
1日でも支払いが遅れると「滞納」という扱いになります。
この状態から更に悪化する時の条件は、3ヶ月連続で支払いができなかった状態のことです。
これを「事故情報」といいますが、信用情報機関からレッドカードを突きつけられている状態です。
では、なぜブラックかと言いますと、あなたのこの情報が信用情報機関で「ブラックリスト」に入ります。
アプラスカードの最初の返済遅れから返済しないまま3ヶ月が経過した時点で、訴訟として法的な手続きが取られます。
一括返済を言い渡されますが、それができない場合は給与の中から一定額を返済していくことにになります。もちろん、
通常の金利プラス遅延損害金が上乗せされた額ですが、全額返し終わるまで続きます。
これだけでもかなり厳しい状況ですが、すべて返済し終えて契約が終了してから、5年間が生活面でかなりの制限が出てきます。
それを具体的に見ていきます。
ブラックリストに載るとでスマホの機種変更も10万円一括払い
- 給与の中から毎月差し押さえ(一括払いができない場合)
- 各種ローンが組めない(住宅ローン、自動車ローン、カードローンなど)
- クレジットカード契約ができない
- 携帯電話の機種変更も分割払いができずに10万円以上の一括払いということも
- 賃貸住宅の契約で保証会社を保証人にする場合に審査落ち
- 厳しい職場の場合は知られると出世に響く上に退職干渉も
ブラックになると、ローン関係はすべて取引はできません。もちろん、新たなクレジットカードは作れません。
アプラスカードは新生銀行グループですので、新生銀行はもちろん、レイク、ノーローンなども使えないことは覚悟しておいてください。
そして、意外かもしれませんが、スマートフォンの機種変更でも月賦が組めませんので、10万円前後もする機種本体を一括払いしなくてはいけません。
アプラスカードで延滞すると住みたい家にも住めなくなる
アプラスカードの延滞で引越しにも支障が出てきます。
それはアプラスが全国で数多くの賃貸不動産の保証会社をしているからです。
現在の賃貸不動産は保証会社をつける取引が主流となっています。
仮にあなたが入居したい物件の保証会社がアプラスであれば、そこは諦めなければいけないのです。
もちろん、その信用情報は回っていますので保証会社を通す賃貸住宅には住めない可能性が十分にあります。
まだ間に合うならアプラスカードへの返済方法を考えてみましょう。
延滞となる以前に1日でも遅れるとペナルティはありますが、まだ3ヶ月返済に遅れる延滞の段階にはいたっていないというのであれば、解決策を考えてみましょう。
国の救済措置は使えないか?
アプラスの借金が原因で債務整理という国の救済手続きを行った人の体験談を紹介します。
引越し費用の為に借りた借金を滞納、突然の一括請求通知に債務整理を決意
数年前に今の住まいに引越しをする際に、必要になった諸々の費用をアプラスから借入しました。
引越し当初の予定では、友人とルームシェアして家賃を折半して払っていく予定でした。
そして、その折半の家賃を返済に回しアプラスからの借金を完済する予定だったのです。
しかし、ルームシェアをしてわずか数ヶ月で些細なことで友人と言い合いになり、ルームシェアを解消することになりました。
部屋を借りている名義は私になっていたので、友人に出て行ってもらうことになったのですが、困ったのはアプラスへの借金の返済です。
元々、私の収入では借金の返済を続けながら今の部屋に住み続けるのは無理があります。
その為、ルームシェアを解消すると借金を返済することができないのです。
しかし、その事実に気付いたときには、ルームシェアを解消した後でした。
その結果、当然お金は足りなくなり、借金の返済を続けることができなくなって気付けば何ヶ月も借金を滞納していました。
借金が返済できないので、連日届く督促状も無視していました。
無視してると、数ヶ月も経つと督促状は送られてこないようになり、その時私は借金から解放されたのだと思ってしまいました。
当たり前ですが、無視していたからといって借金が無くなる訳がありません。
督促状が届かなくなってから約2年後ある日突然、いつもと違う郵便物が私の元に届きました。
それは、借金の一括請求通知でした。それを貰ったときは、ただもうパニックでした。
一括返済なんてできる訳がありませんし、どうしたら良いのかも分かりません。そして、困惑した私は司法書士さんに助けを求めることにしたのです。
司法書士に相談に行ったときには、私のアプラスからの借金は68万円になっていました。
何故こうなってしまったのか司法書士さんに聞いた所、借金を滞納している間にも、借金には利息と遅延損害金が加算されていき、滞納している期間が長くなればなる程、借金は大きくなっていくということを教えてもらいました。
そして任意整理をすれば借金を一括返済しなくても分割払いにできるし、将来の利息も減らせるので、返済が難しいのなら任意整理した方が良いと言われました。
借金を一括返済することは無理ですし、将来の利息を払わなくて良くなり分割払いにできるなら良いなと私は思い司法書士さんに任意整理をお願いしました。
その結果、任意整理が上手くいき将来の利息をカットして借金の分割払いも認められました。これからは月々1.3万円返済すれば良くなりました。本当に任意整理して良かったです。
体験談のようにアプラスからの支払いが厳しくなったら
アプラスからの借金を返済したい方は、借金問題に強い弁護士・司法書士事務所に相談するのをおすすめします。
当サイトがおすすめする「みつ葉グループ」は、2012年3月に創業し、8年目を迎える総合士業グループです。東京・福岡・大阪・札幌・広島・沖縄の6拠点で、経験豊富な債務整理専属チームがフルサポートしています。
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気になる費用ですが、分割払いができるため、手元にお金がなくても気軽に相談ができます。
みつ葉グループは、本当に必要な手続きを見極めてくれる良心的な法律・法務事務所です。もし借金問題に苦しんでいるなら、一人で悩ますに、まずは相談してみてください。あなたの借金の状況に合った、最善の解決方法を提案してくれます。