「ニッテレ債権回収って何の会社?請求が来たけど身に覚えがない…」
「連絡が来たけど、どうやって対応したらいいの?無視ししても大丈夫かな?」
ニッテレ債権回収は、サービサーと呼ばれる借金の取り立てを専門的に行う会社です。取り立て専門というと、恐喝まがいの取り立てをイメージしするかもしれませんが、法務省の認可を得て営業活動を行う、国から正式に認められた企業です。
突然、身に覚えのない会社から連絡が来るため、無視してしまう人もいますが、ニッテレ債権回収から通知が届いた場合、無視だけは絶対にしてはいけません。
借金を放置すると、最終的に裁判を起こされ、家、車、預金、給与などあらゆる財産を差し押さえられてしまいます。
滞納直後〜1ヶ月 | 電話やハガキによる督促 |
滞納から約1ヵ月 | 配達証明・内容証明による督促 |
1ヵ月以上にわたり全く連絡しない場合 | 自宅訪問が行われる/一括請求される/ブラックリストに登録される |
支払い遅延が長引き、何も連絡せずに無視する場合 | 一括請求や差し押さえなどの法的手続きが取られる |
突然、見知らぬ企業から督促状が届いて戸惑っている方も多いと思いますが、弁護士・司法書士なら、これらを今すぐ安全に止めることができます。もしあたなも悩んでいるなら、今すぐ弁護士・司法書士などの専門家に相談することをおすすめします。
法的知識が必要な交渉は闇雲に対応すると危険です。借金問題に強い弁護士・司法書士であれば、きっとあなたの状況に応じた適切な解決策を提案してくれるでしょう。今の生活を壊さないで済む方法もあるかもしれません。
一人で悩んで、時間ばかり過ぎてしまうと、あっという間に差し押さえが執行され、弁護士・司法書士に依頼をしても対応が難しくなるため、早急に対応することが解決の近道になります。
この記事ではニッテレ債権回収から通知が届いている方に向けて、「裁判や差し押さえを避ける方法」、「借金を減らしたり分割払いにする方法」などをご紹介していきます。
目次
ニッテレ債権回収というサービサー
ニッテレ債権回収会社とは、法務省に認められたサービサーです。
サービサーとは、金融機関等から委託か、債権を購入して取り立てを行う業者のことです。
ニッテレ債権回収は、クレディセゾンやビューカードなどのクレジットカード会社や、オリックス銀行などの銀行系カードローンなどのキャッシング利用者の中でも、滞納して連絡が取れなくなった人の債権を買取、取り立てを行っています。
さらに、ニッテレ債権回収は、公共料金や携帯電話料金、家賃の滞納にも関わっており、電気代や水道代、ガス代などを滞納して長期間支払いが滞納するようなことがあると、ニッテレ債権回収からの取り立てが起こります。
そのため、ニッテレ債権回収から連絡が来た方は、無視しないで下さい。
なにかしら、本来払うべきだった料金を滞納しています。
このまま無視を続けると、最終的には裁判で訴えられる恐れがあります。
ニッテレ債権回収と裁判になる前に
ニッテレ債権回収からの取り立ては、電話での取り立てとハガキでの取り立てが行われます。
滞納を続けている人は、電話での取り立ては基本的に無視するひとも多いため、自分の借金がサービサーである債権回収会社に移譲されたことに気づけ無いことも多いです。
この気づかないことが、最悪の自体を招きます。
ニッテレ債権回収は、電話やハガキに反応がないと、取り立てを無視しているという風に判断してしまいます。
そのため、長期間連絡が取れない日が続くと強制的に借金を回収することができる裁判所から一括請求の督促状を送付してきます。
この督促状には、以下のような内容が記載されています。
法的手続の準備に入らざるを得ません
お客様に対し、これまで再三にわたりお客様の「未払債務」解決のためご案内をさしあげましたが、残念ながら、本日までお支払いがされておりません。
当社としましでもこのままの状態を無期限に継続することはできません。つきましては、本状到着後7日以内に下記「未払債務」を当社口座にご送金ください。
万一、ご送金、ご連絡がない場合は、誠に不本意ながら「法的手続の準備に入る」ことを念のため申し添えます。
なお、何か特別なご事情がある場合には、当社まで至急お申し出ください。
上記のような内容で、督促状が送られてきます。
この記載された期日以内に、支払いが済まなければ、法的な強制執行が待っており、具体的には差し押さえが行われてしまいます。
こういった債権回収会社が行う差し押さえは、給料の差し押さえが該当します。
給料差し押さえを受けた体験談
ここでは、実際にニッテレ債権回収を無視し続けてしまい、差し押さえを受けてしまった人の体験談を紹介します。
紹介する体験談のように、借金が支払えず無視せざる得ないような状況になってしまい、最終的に給料の差し押さえを受ける人は多くいるので、他人事と思わないようにしてください。
すでに、ニッテレ債権回収から連絡が来ているということは、もうギリギリの状態だということを意識しながら読んでもらえると幸いです。
借金のきっかけ
私は、自動車が大好きで無理して高級なスポーツカーを買ってしまったのが今回差し押さえを受けた原因でした。
自動車の趣味はお金が掛かります。
そして、趣味にのめり込むと趣味仲間と言うものができてくるのですが、車の趣味を持っている人は裕福な人が多いです。
私は一般的な会社員で、年齢の平均年収よりも少しすくないくらいの給料しかもらっていません。
しかし、他の趣味仲間はみんな私よりも良い車を持っていました。
そんな状態で仲間と過ごすたびに、いつかはカッコいいスポーツカーに乗りたいという気持ちが強くなってきました。
車を買うために、貯金もしていますが、なかなか欲しい車の予算には届きません。
募る気持ちを抑えていたある日、趣味仲間の一人が私の欲しい候補の1つだった車を購入したのを知りました。
羨ましいと思いながら、助手席に乗せてもらいました。
それがいけなかったのでしょう。
どうしても、車が欲しいという気持ちを抑えられなくなってしまったのです。
そこで、衝動に任せて頭金分の金額をオリックス銀行から借りてしまいました。
何年も真面目に働いてきたので、審査にはすんなり通りました。
そうして、夢にまで見た欲しかったスポーツカーを手に入れたのです。
趣味仲間にも見せびらかして、今まで溜まっていた気持ちが解放されて本当に嬉しかったのを覚えています。
そして、一通り楽しんだ後に、残った借金のことを思い出しました。
借金返済生活という現実
今回作ってしまった借金は、利息分を含めて返済していくと私の生活はギリギリの生活になってしまいます。
少しの贅沢もできない状態でした。
しかし、買った車を放置することはないので、時間があればドライブに行きます。
そのガソリン代はかかってしまいます。
そんな生活を繰り返す内に、まともに支払えることはできなくなりました。
まともに支払えず、滞納してしまうと、借金をしたオリックス銀行からの取り立ての電話やハガキが来ます。
電話は、毎日朝・昼・晩と3回ずつきました。
あまりにも多いため、この番号は取り立ての電話かと分かってしまうくらいでした。
滞納で支払いを諦める
滞納を繰り返すと、感覚がおかしくなるのか、支払わないのが当たり前になってしまいます。
特に電話を無視し続けてしまえば、滞納してしまう現実から目を離すことができるので、気がつけば2ヶ月目の支払いも滞りはじめました。
こうなってしまったら、もう3ヶ月目も変わりませんでした。
滞納しても、電気やガスなどと違って、何も生活は変わらないんです。
そのため、大丈夫だろうと思い支払いを放置してしまったのです。
その結果、取り立てを7ヶ月ほど無視し続けました。
そんなある日、自宅のポストに封筒が入っていました。
ニッテレ債権回収へ債権が移る
封筒の中身は、ニッテレ債権回収会社に債権を譲渡しますという、代位弁済通知というものでした。
ニッテレ債権回収なんてきいたことが無いので、何だこれはと思いましたが、どうせ支払う気はなくなっていたのでこの通知も無視していました。
そして、取り立ての電話の番号も、いつもと違う番号から掛かってきました。
おそらく、通知が来ていた債権回収会社というところだろうと思いました。
念のため、ちょっと怖かったのでニッテレ債権回収の取り立てについて調べてみた所、特にこわい取り立てはしないとのことだったので、そのまま無視し続けていました。
そんな日を続けた結果、差し押さえの通知がきてしまったのです。
ニッテレ債権回収から差し押さえ
差し押さえの通知書の内容には、記載された期日までに借金を一括で支払って下さいという、一括請求の内容が記載されていました。
その金額は、113万円もあったので、そんな金額一括で払えるわけがありません。
そんな金額があったら、もっと早く車を買っています。
当然支払えるわけもなく、呆然としたまま時間が過ぎてしまいました。
そして、最終的に強制的に差し押さえが執行されてしまうという予告通知書がきたのです。
差し押さえは、自宅の財産を売り払うというものではなく、会社の給料の差し押さえでした。
もうおしまいだ、と思いました。そんな時、ネットで見つけたのが、弁護士・司法書士事務所の無料相談です。
弁護士・司法書士に助けを求めて相談したら、差し押さえを止めてくれるとのことでした。
おかげさまで、私の給料の差し押さえは無くなり、さらに一括請求も分割払いにすることができました。
あの時、弁護士・司法書士に相談して本当に良かったと思います。
これからはきちんと自分の力で、生計を立て直していくつもりです。
裁判になる前に弁護士・司法書士に相談
今回紹介した体験談のように、債権回収会社の通知を無視してしまい、法的手続き措置の通知が来てしまったら、急いで弁護士・司法書士を通して異議申立を行わなければいけません。
異議申立の受付期間は、通知が送られてから2週間以内です。
この期間を過ぎてしまうと、強制的に財産や給料が差し押さえられてしまいます。
そのため、法律に詳しい弁護士・司法書士に相談しなければいけません。
しかし、1つ気をつけなければいけないことで、相談する弁護士・司法書士が借金問題に強いかどうかが非常に重要になります。
医者に専門分野があるように、借金問題の相談をするなら債務整理が得意で、かつ解決実績が豊富な弁護士・司法書士を選ぶ必要があります。
時効の可能性もある
ニッテレ債権回収から、取り立ての督促状が届いても、時効になっている可能性があるため、支払う必要がないときもあります。
なぜなら、消費者金融などからの借金は、最後に返済してから5年以上が経過すると時効になるからです。
さらに、債権回収会社は時効になっている債権を安く買うことも行っているため、債務者が時効に気づいていなければ取り立てを行ってきます。
法律上、時効の成立期間を満たしていても、時効の手続きが完了していなければ時効は適用されません。
そのため、債権回収会社は時効の手続きをされる前に借金の取り立てを行ってくるのです。
時効の場合は、元金を含めて一切支払う必要がありません。
そのため、ポイントになるのは、ニッテレ債権回収から請求を受けた場合に、最後の返済から5年以上が経過しているかどうかということを確認しなければいけません。
時効の確認方法
時効かどうかを判断するには、ニッテレ債権回収から送られてきた請求書の中身を確認します。
もし、請求書の中に契約内容に関する詳しい記載があれば、その中に「次回返済日」「約定返済期日」「期限の利益喪失日」などが記載されている場合があります。
その場合、次回返済日などの日付から5年以上経過している場合は時効の可能性があります。
なぜ給料差し押さえになるのか
今回の体験談のように、自宅に督促状んハガキが届いたり、金融業者からかかってきた電話を無視したりして借りたお金を返さずにいる方は、注意しておきましょう。
借金を返さずにいると、やがて債権回収会社という取り立てのプロ集団が登場します。
金融業者は、回収が難しくなった債権を、債権回収会社に取り立てを委任するか、安い金額で債権自体を売ります。
そして、その後債権回収会社は本格的に取り立てるために裁判所への訴訟を行います。
今回の体験談では、その債権回収会社がニッテレ債権回収だったということです。
ニッテレ債権回収のようなサービサーは、日常的に裁判所への督促状の依頼を出しているため、決してあまくはありません。
そのため、支払いが滞納しているひとに容赦なく訴訟を起こしてくるので、簡単に裁判沙汰になるのです。
そして、その裁判は債務者に非があるので基本は敗訴してしまいます。
その結果一括で支払う義務が生じるのですが、支払えないものは支払えないため、確実に支払わせるために給料の差し押さえを行ってくるのです。
給料の差し押さえが行われると、会社での給料から返済分のお金が引き落とされてしまうことになります。
もちろん、裁判所から会社へ通知が届きますから、会社の人にも借金をしていることがバレてしまいます。
きっと、恥ずかしい思いをすることになるでしょう。
給料の差し押さえとは、お金を借りた銀行や消費者金融業者が裁判所を通して支払いの命令を出し、あなたの会社のお給料から借金を回収することです。
この体験者のようなことになる前に、もうお金を返せないかもしれないと思ったら、すみやかに法律相談所の弁護士・司法書士へご相談ください。
給料はいくら差し押さえられるか
給料から返済分の金額が引かれてしまう、給料差し押さえです。
しかし、そもそもお金に困っている状態なのに、さらに給料が減ると生活はどうなるのかと不安になるかと思います。
実は、給料差し押さえによって引かれる金額には限度があり、給料が44万円以下の場合は、総額の4分の1を差し押さえられます。
給料が44万円以上の場合は、総額から33万円を引いた額を差し押さえられます。
したがって、万が一給料差し押さえになってしまったとしても、まったくお金が入ってこなくなってしまうわけではありません。
給料差し押さえを解除する
給料差し押さえを解除するためには、債務整理という方法でこれまでに借りたお金の整理をする必要があります。
債務整理には、「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4通りのやり方があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、これらのうちでもっともあなたに合った方法で、借金の整理をしましょう。
体験談で紹介した人は、債務整理をするにあたって弁護士・司法書士に相談をしました。
法律のことはよく分からないという方でも、プロの弁護士・司法書士にお任せすれば、スムーズに手続きをしてもらえます。
債務整理をすると、返済に追われる不安が解消され、心の負担も軽くなります。
あなたも借りたお金のことでお悩みなら、ぜひ弁護士・司法書士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
滞納で債務整理をするなら
借金問題の手続きは複雑で素人では判断できない内容がたくさんあります。
手続きで記入しなければいけない書類も専門知識が必要ですし、そもそもどんな手続をしなければいけないかの区別もむずかしいです。
例えば、自己破産しか無いと思った人が任意整理を行うことはよくあり、時効で済む可能性のある借金もあります。
実際、債務整理手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。一人で悩まずに、必ず弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。