債務整理をすると、今持っている財産を没収されてしまったり、新しくローンを組めなくなってしまうと言われています。
「債務整理すると車は没収されてしまうだろうか?」「債務整理した後に、車のローン審査には通るの?」
この記事では、自動車ローンを債務整理の対象にしようと考えている人や、債務整理をした後に自動車ローンを組みたいという人の疑問に対してお答えしていきます。
目次
- 1 自動車ローンを債務整理すると、愛車はどうなるのか 自動車ローンを債務整理の対象にすると、ほとんどの場合、車を回収されてしまいます。 実は、自動車ローンを利用している場合、万が一の場合に備えて、車の所有者名義はローン会社になっているのが普通です。ローンが完済されて、ようやく自分の車になります。 ローンで車を購入する場合、返済が滞ったときや債務整理をした時に、8割以上のケースでローン会社が直ちに車を引き上げるようになっています。 では、せっかく購入した車をどうしても車を守りたい場合、どうすべきでしょうか。 念願のマイカーを守るためにすべきこと
- 2 債務整理をした後に新規で自動車ローンを組めるのか
- 3 新たに自動車ローンを組めない場合、どうすればいいのか
- 4 債務整理をして、車も残したいし、ローンも組みたい
- 5 債務整理に関するご相談はこちら|5分程度のお電話で対応可能です
自動車ローンを債務整理すると、愛車はどうなるのか 自動車ローンを債務整理の対象にすると、ほとんどの場合、車を回収されてしまいます。実は、自動車ローンを利用している場合、万が一の場合に備えて、車の所有者名義はローン会社になっているのが普通です。ローンが完済されて、ようやく自分の車になります。
ローンで車を購入する場合、返済が滞ったときや債務整理をした時に、8割以上のケースでローン会社が直ちに車を引き上げるようになっています。
では、せっかく購入した車をどうしても車を守りたい場合、どうすべきでしょうか。
念願のマイカーを守るためにすべきこと
車を守りたい場合、自動車ローンは債務整理の対象から外しましょう。
自動車ローンの支払い中に債務整理を検討している場合は、任意整理をおすすめします。
任意整理は、対象とする債権者を選ぶことができます。
そのため、自動車ローンの会社を除く、ほかの会社の借金を任意整理すれば、車を回収されずに借金の返済計画を見直すことができます。
例えば、カードローンの滞納で一括請求が来ている場合、それを優先して任意整理することを検討してください。
債務整理をした後に新規で自動車ローンを組めるのか
債務整理をすると、一定期間は、新たな自動車ローンが組めなくなります。
これは、債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうためです。いわゆる「ブラックリストに登録された状態」になってしまいます。
主な金融機関は、信用情報機関を通して、滞納情報や債務整理の有無を共有しているため、新規でローンを組もうとしても審査の段階で落とされてしまいます。
新たに自動車ローンを組めない場合、どうすればいいのか
「今後ローンで車を買うことはできないのかな…?」
債務整理をした後に、新たに自動車ローンを組むためには、事故情報が消えるまで待つ必要があります。
信用情報機関で事故情報が抹消されるまでには、債務整理の手続き後から5~7年くらいかかります。
なお、信用情報機関と債務整理の種類によって、情報が消えるまでの期間が違うため注意が必要です。
任意整理よりも個人再生や自己破産の方が、事故情報が消えるまでの期間が長くなるので、その分新たに車のローンを組めるようになるまでの期間も長くかかります。
自己破産や個人再生の場合、新たに自動車ローンが組めるようになるまでに、手続き後から10年くらいかかることもあります。
任意整理 個人再生 自己破産 CIC 5年 5年 5年 JICC 5年 5年 5年 KSC 5年 10年 10年
債務整理をして、車も残したいし、ローンも組みたい
債務整理をして、車は残したいという場合、任意整理と個人再生のどちらがいいのでしょうか。
車を残したい場合、自動車ローンがついているかで状況が大きく変わってきます。
自動車ローンがない場合
高級外車でもない限り中古車に高値がつくことはないので、ローンがついていなければ、任意整理でも個人再生でも車の存在が問題になることはほとんどありません。
そのため、自動車ローンがついていなければ、任意整理でも個人再生でも違いはありません。
ただし、車が高級な場合、個人再生だと再生債務(債務)の額が上がってしまうため、任意整理の方が適しているケースもあります。
自動車ローンがある場合
一方で、自動車ローンがついている場合はどうでしょうか。
車にローンがついている場合には問題があります。この場合、個人再生を選ぶとローン会社に車を引き上げられてしまいます。
そのため、このようなケースでは個人再生よりも任意整理をまず検討しましょう。
車のローン会社を外してほかの借金だけを任意整理すれば、車を回収されずに済ませることができます。
ただし、車はもう不要という人ならば、個人再生でも問題はないでしょう。
自動車ローンを債務整理の対象にする場合はあるのか?
車が引き上げられるというデメリットを知ったうえで、車のローンを債務整理の対象にするケースは実際にあるのでしょうか。
それは、任意整理では解決できない多額の借金がある場合です。この場合は、個人再生を選ぶしか方法がありません。
特に住宅ローンを組んでいる人は、愛車よりもマイホームを優先して守らないといけないでしょう。つまり「借金問題の解決」か「車」かの選択を迫られるわけです。
通常は「借金問題の解決」を選択する人が多いので、車を犠牲にして個人再生により借金問題の解決をすることになります。
車検のローンもリース契約もダメ
車検ローン
債務整理をした人が車検のローン(マイカーローン)を組みたいという場合、ほかのローンと同じように一定期間が経過してからとなるのでしょうか。
車検のローンは、通常は民間の貸金業者やローン会社などからの借り入れになります。
そのため、車検のローンもほかのローンと同様、「事故情報が抹消されないとローンは組めない」のところで説明したとおり、債務整理の手続き後一定期間が経過すれば組むことが可能です。
債務整理により信用情報機関に登録されて利用できなくなるのは、消費者金融・クレジットカード会社・信販会社・ローン会社・銀行・信用金庫などの貸金業者や金融機関です。
車検のローンもローン会社を利用するので、ほかのローンと全く同じ扱いになります。
つまり、信用情報機関に事故情報が記載されていれば車検のローンを組むことはできないし、債務整理の手続き後一定期間が経過して事故情報が抹消されれば(=ブラックリストに載っている状態が解消されれば)組むことが可能というわけです。
リース契約
それなら、リース契約はどうなんでしょうか。
債務整理後に車のリース契約をしたい場合、車のローンを再度組みたい場合と何か違いはあるんでしょうか?
車のリース契約についても、信用情報機関に事故情報が記載されていると利用できません。車検のローンなどと扱いは同じです。
ただし、車のリース契約では、個人ではなく法人が契約主体になるケースがあります。このケースでは法人の代表者がブラックリストに載っていたとしても、法人としてならば車のリース契約ができることがあります。
しかし、リース契約においては法人が契約主体となる場合であっても、代表者による個人保証が要求されることがあります。このような場合には、法人であっても契約することはできません。
債務整理をした後に車のローンを組むうえで、新車と中古車での違い、車とバイクでの違いはあるのでしょうか。
債務整理をした後に車やバイクのローンを組む際、購入対象が新車か中古車か、車かバイクかによって違いはないので、審査には通らないでしょう。
そもそも、債務整理をするとローンが利用できなくなるのは、前に言ったように信用情報機関に事故情報が登録されているからです。
そもそも、そのようなブラックリストに載っている状態だと、借り入れをする、融資を受ける、割賦で購入をすること自体ができません。購入対象がいくらであるかにかかわらず、ローンを組めません。
任意整理に強い弁護士・司法書士を探して手続きしよう
今回お話しした内容以外にも、債務整理に関することで何か困っているのなら、まずは弁護士や司法書士に相談してみましょう。
弁護士・司法書士も医師と同じように専門分野があります。任意整理に積極的に取り組んでいる実績の高い弁護士・司法書士を探すことが重要です。
債務整理に強い弁護士・司法書士に依頼をすれば、スムーズに手続をすすめて借金問題を早期に解決してくれます。
しっかり交渉をして、月々の返済額も少額に抑えてくれるので、手続き後の返済も続けやすいです。
任意整理で決まった借金返済を継続して完済すれば、数年後にはブラックリスト状態から解放されるので、自動車ローなども利用できるようになります。
借金問題を放置していても良いことはないので、まずは1度無料相談をして弁護士・司法書士にアドバイスをもらいましょう。
相談内容に合った解決方法を提案してくれるし、手続きをする場合にもスムーズに進めてくれます。
債務整理に関するご相談はこちら|5分程度のお電話で対応可能です
当サイトがおすすめする「みつ葉グループ」は、2012年3月に創業し、8年目を迎える総合士業グループです。東京・福岡・大阪・札幌・広島・沖縄の6拠点で、経験豊富な債務整理専属チームがフルサポートしています。
みつ葉グループは、弁護士・司法書士・行政書士・税理士・土地家屋調査士など多数の専門家を有する総合士業グループです。そのため、それぞれの専門家が連携・協力することで、あなたの状況に最適なワンストップサービスを提供することが可能です。
全国で365日24時間、いつでも相談可能です。また、相談は無料で受付けており、安心して相談できる良心的な事務所です。また、職場や家族、知人に知られたくないという方にもサポートをしています。
気になる費用ですが、分割払いができるため、手元にお金がなくても気軽に相談ができます。
みつ葉グループは、本当に必要な手続きを見極めてくれる良心的な法律・法務事務所です。もし借金問題に苦しんでいるなら、一人で悩ますに、まずは相談してみてください。あなたの借金の状況に合った、最善の解決方法を提案してくれます。
実は、自動車ローンを利用している場合、万が一の場合に備えて、車の所有者名義はローン会社になっているのが普通です。ローンが完済されて、ようやく自分の車になります。
ローンで車を購入する場合、返済が滞ったときや債務整理をした時に、8割以上のケースでローン会社が直ちに車を引き上げるようになっています。
では、せっかく購入した車をどうしても車を守りたい場合、どうすべきでしょうか。
念願のマイカーを守るためにすべきこと
車を守りたい場合、自動車ローンは債務整理の対象から外しましょう。
自動車ローンの支払い中に債務整理を検討している場合は、任意整理をおすすめします。
任意整理は、対象とする債権者を選ぶことができます。
そのため、自動車ローンの会社を除く、ほかの会社の借金を任意整理すれば、車を回収されずに借金の返済計画を見直すことができます。
例えば、カードローンの滞納で一括請求が来ている場合、それを優先して任意整理することを検討してください。
債務整理をした後に新規で自動車ローンを組めるのか
債務整理をすると、一定期間は、新たな自動車ローンが組めなくなります。
これは、債務整理をすると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうためです。いわゆる「ブラックリストに登録された状態」になってしまいます。
主な金融機関は、信用情報機関を通して、滞納情報や債務整理の有無を共有しているため、新規でローンを組もうとしても審査の段階で落とされてしまいます。
新たに自動車ローンを組めない場合、どうすればいいのか
「今後ローンで車を買うことはできないのかな…?」
債務整理をした後に、新たに自動車ローンを組むためには、事故情報が消えるまで待つ必要があります。
信用情報機関で事故情報が抹消されるまでには、債務整理の手続き後から5~7年くらいかかります。
なお、信用情報機関と債務整理の種類によって、情報が消えるまでの期間が違うため注意が必要です。
任意整理よりも個人再生や自己破産の方が、事故情報が消えるまでの期間が長くなるので、その分新たに車のローンを組めるようになるまでの期間も長くかかります。
自己破産や個人再生の場合、新たに自動車ローンが組めるようになるまでに、手続き後から10年くらいかかることもあります。
任意整理 | 個人再生 | 自己破産 | |
CIC | 5年 | 5年 | 5年 |
JICC | 5年 | 5年 | 5年 |
KSC | 5年 | 10年 | 10年 |
債務整理をして、車も残したいし、ローンも組みたい
債務整理をして、車は残したいという場合、任意整理と個人再生のどちらがいいのでしょうか。
車を残したい場合、自動車ローンがついているかで状況が大きく変わってきます。
自動車ローンがない場合
高級外車でもない限り中古車に高値がつくことはないので、ローンがついていなければ、任意整理でも個人再生でも車の存在が問題になることはほとんどありません。
そのため、自動車ローンがついていなければ、任意整理でも個人再生でも違いはありません。
ただし、車が高級な場合、個人再生だと再生債務(債務)の額が上がってしまうため、任意整理の方が適しているケースもあります。
自動車ローンがある場合
一方で、自動車ローンがついている場合はどうでしょうか。
車にローンがついている場合には問題があります。この場合、個人再生を選ぶとローン会社に車を引き上げられてしまいます。
そのため、このようなケースでは個人再生よりも任意整理をまず検討しましょう。
車のローン会社を外してほかの借金だけを任意整理すれば、車を回収されずに済ませることができます。
ただし、車はもう不要という人ならば、個人再生でも問題はないでしょう。
自動車ローンを債務整理の対象にする場合はあるのか?
車が引き上げられるというデメリットを知ったうえで、車のローンを債務整理の対象にするケースは実際にあるのでしょうか。
それは、任意整理では解決できない多額の借金がある場合です。この場合は、個人再生を選ぶしか方法がありません。
特に住宅ローンを組んでいる人は、愛車よりもマイホームを優先して守らないといけないでしょう。つまり「借金問題の解決」か「車」かの選択を迫られるわけです。
通常は「借金問題の解決」を選択する人が多いので、車を犠牲にして個人再生により借金問題の解決をすることになります。
車検のローンもリース契約もダメ
車検ローン
債務整理をした人が車検のローン(マイカーローン)を組みたいという場合、ほかのローンと同じように一定期間が経過してからとなるのでしょうか。
車検のローンは、通常は民間の貸金業者やローン会社などからの借り入れになります。
そのため、車検のローンもほかのローンと同様、「事故情報が抹消されないとローンは組めない」のところで説明したとおり、債務整理の手続き後一定期間が経過すれば組むことが可能です。
債務整理により信用情報機関に登録されて利用できなくなるのは、消費者金融・クレジットカード会社・信販会社・ローン会社・銀行・信用金庫などの貸金業者や金融機関です。
車検のローンもローン会社を利用するので、ほかのローンと全く同じ扱いになります。
つまり、信用情報機関に事故情報が記載されていれば車検のローンを組むことはできないし、債務整理の手続き後一定期間が経過して事故情報が抹消されれば(=ブラックリストに載っている状態が解消されれば)組むことが可能というわけです。
リース契約
それなら、リース契約はどうなんでしょうか。
債務整理後に車のリース契約をしたい場合、車のローンを再度組みたい場合と何か違いはあるんでしょうか?
車のリース契約についても、信用情報機関に事故情報が記載されていると利用できません。車検のローンなどと扱いは同じです。
ただし、車のリース契約では、個人ではなく法人が契約主体になるケースがあります。このケースでは法人の代表者がブラックリストに載っていたとしても、法人としてならば車のリース契約ができることがあります。
しかし、リース契約においては法人が契約主体となる場合であっても、代表者による個人保証が要求されることがあります。このような場合には、法人であっても契約することはできません。
債務整理をした後に車のローンを組むうえで、新車と中古車での違い、車とバイクでの違いはあるのでしょうか。
債務整理をした後に車やバイクのローンを組む際、購入対象が新車か中古車か、車かバイクかによって違いはないので、審査には通らないでしょう。
そもそも、債務整理をするとローンが利用できなくなるのは、前に言ったように信用情報機関に事故情報が登録されているからです。
そもそも、そのようなブラックリストに載っている状態だと、借り入れをする、融資を受ける、割賦で購入をすること自体ができません。購入対象がいくらであるかにかかわらず、ローンを組めません。
任意整理に強い弁護士・司法書士を探して手続きしよう
今回お話しした内容以外にも、債務整理に関することで何か困っているのなら、まずは弁護士や司法書士に相談してみましょう。
弁護士・司法書士も医師と同じように専門分野があります。任意整理に積極的に取り組んでいる実績の高い弁護士・司法書士を探すことが重要です。
債務整理に強い弁護士・司法書士に依頼をすれば、スムーズに手続をすすめて借金問題を早期に解決してくれます。
しっかり交渉をして、月々の返済額も少額に抑えてくれるので、手続き後の返済も続けやすいです。
任意整理で決まった借金返済を継続して完済すれば、数年後にはブラックリスト状態から解放されるので、自動車ローなども利用できるようになります。
借金問題を放置していても良いことはないので、まずは1度無料相談をして弁護士・司法書士にアドバイスをもらいましょう。
相談内容に合った解決方法を提案してくれるし、手続きをする場合にもスムーズに進めてくれます。
債務整理に関するご相談はこちら|5分程度のお電話で対応可能です
当サイトがおすすめする「みつ葉グループ」は、2012年3月に創業し、8年目を迎える総合士業グループです。東京・福岡・大阪・札幌・広島・沖縄の6拠点で、経験豊富な債務整理専属チームがフルサポートしています。
みつ葉グループは、弁護士・司法書士・行政書士・税理士・土地家屋調査士など多数の専門家を有する総合士業グループです。そのため、それぞれの専門家が連携・協力することで、あなたの状況に最適なワンストップサービスを提供することが可能です。
全国で365日24時間、いつでも相談可能です。また、相談は無料で受付けており、安心して相談できる良心的な事務所です。また、職場や家族、知人に知られたくないという方にもサポートをしています。
気になる費用ですが、分割払いができるため、手元にお金がなくても気軽に相談ができます。
みつ葉グループは、本当に必要な手続きを見極めてくれる良心的な法律・法務事務所です。もし借金問題に苦しんでいるなら、一人で悩ますに、まずは相談してみてください。あなたの借金の状況に合った、最善の解決方法を提案してくれます。