「ジェーピーエヌ債権回収という会社から督促状が届いたけど、不安…」
「催促されても返済できない。知らない会社だし、無視しても大丈夫かな?」
ジェーピーエヌ債権回収会社とは、借金の取り立てを専門的に行う会社であり、法務省に認められた会社です。
ジェーピーエヌ債権回収会社からの請求は詐欺ではありません。主にクレディセゾンなどで滞納して連絡が取れなくなった人の債権を買い取り、取り立てを行っています。
債権回収会社から連絡が来た時に、一番やってはいけないことは無視をすることです。無視し続けると利息で借金が増え続けてしまい、最悪の場合、裁判を起こされてしまいます。
ジェーピーエヌ債権回収会社から連絡が来た方は絶対に無視をしないでください。債権回収会社から通知が届いているということは、いつ法的措置をとられても不思議ではありません。
このような個人では対応が難しい場合には、弁護士・司法書士に相談することが解決の近道です。無料で相談できる事務所もありますので、一人で悩まずに一度相談してみることをおすすめします。
ここでは、ジェーピーエヌ債権回収会社から通知が届いた人の体験談と対処法についてご紹介していきます。
目次
ジェーピーエヌ債権回収と裁判になる前に
ジェーピーエヌ債権回収からの取り立ては、電話とハガキで行われます。
滞納を続けている人は、電話での取り立てを無視する人が多いため、自分の借金が債権回収会社に移譲されたことに気付かないことも多いです。
この気付かずに見過ごしてしまうことが、最悪の事態を招きます。
ジェーピーエヌ債権回収は、電話やハガキに反応がないと、取り立てを無視していると判断してします。
そのため、長期間連絡が取れない日が続くと、強制的に借金を回収することができる裁判所から一括請求の督促状を送付してきます。
この「一括請求」は、法的措置の一歩手前です。
この督促状には、以下のような内容が記載されています。
お客様に対し、これまで再三にわたりお客様の「未払債務」解決のためご案内をさしあげましたが、残念ながら、本日までお支払いがされておりません。
当社としましても、このままの状態を無期限に継続することはできません。つきましては、本状到着後7日以内に下記「未払債務」を当社口座にご送金ください。
万一、ご送金、ご連絡がない場合は、誠に不本意ながら「法的手続の準備に入る」ことを念のため申し添えます。
なお、何か特別なご事情がある場合には、当社まで至急お申し出ください。」
督促状に記載された期日以内に支払いが済まなければ、法的な強制執行が取られます。
具体的には、家、車、預金、給与などあらゆる財産が差し押さえられてしまいます。
給料差し押さえを受けた体験談
ここでは、実際にジェーピーエヌ債権回収を無視し続けてしまい、差し押さえを受けてしまった人の体験談を紹介します。
紹介する体験談のように、借金が支払えず無視せざる得ないような状況になってしまい、最終的に給料の差し押さえを受ける人は多くいるので、他人事と思わないようにしてください。
すでに、ジェーピーエヌ債権回収から連絡が来ているということは、もうギリギリの状態だということを意識しながら読んでもらえると幸いです。
借金のきっかけ
私は、自動車が大好きで、無理して高級なスポーツカーを買ってしまったのが、今回差し押さえを受けた原因でした。
自動車の趣味はお金が掛かります。
そして、趣味にのめり込むと趣味仲間と言うものができてくるのですが、車の趣味を持っている人は裕福な人が多いです。
私は一般的な会社員で、年齢に対する平均年収よりも、わずかに少ないの給料しかもらっていません。
しかし、他の趣味仲間はみんな私よりも良い車を持っていました。
そんな状態で仲間と過ごすたびに、いつかはカッコいいスポーツカーに乗りたいという気持ちが強くなってきました。
車を買うために、貯金もしていますが、なかなか欲しい車の予算には届きません。
募る気持ちを抑えていたある日、趣味仲間の一人が私の欲しい候補の1つだった車を購入したのを知りました。
羨ましいと思いながら、助手席に乗せてもらいました。
それがいけなかったのでしょう。
どうしても、車が欲しいという気持ちを抑えられなくなってしまったのです。
そこで、衝動に任せて頭金分の金額をオリックス銀行から借りてしまいました。
何年も真面目に働いてきたので、審査にはすんなり通りました。
そうして、夢にまで見た欲しかったスポーツカーを手に入れたのです。
趣味仲間にも見せびらかして、今まで溜まっていた気持ちが解放されて本当に嬉しかったのを覚えています。
そして、一通り楽しんだ後に、残った借金のことを思い出しました。
借金返済生活という現実
今回作ってしまった借金は、利息分を含めて返済していくと私の生活はギリギリの生活になってしまいます。
少しの贅沢もできない状態でした。
しかし、買った車を放置することはないので、時間があればドライブに行きます。
その分、維持費として燃料費が掛かってしまいます。
そんな生活を繰り返す内に、まともに支払えることはできなくなりました。
まともに支払えず、滞納してしまうと、借金をしたオリックス銀行からの取り立ての電話やハガキが来ます。
電話は、毎日朝・昼・晩と3回ずつきました。
あまりにも多いため、この番号は取り立ての電話かと分かってしまうくらいでした。
滞納で支払いを諦める
滞納を繰り返すと、感覚がおかしくなるのか、支払わないのが当たり前になってしまいます。
特に電話を無視し続けてしまえば、滞納してしまう現実から目を離すことができるので、気がつけば2ヶ月目の支払いも滞りはじめました。
こうなってしまったら、もう3ヶ月目も変わりませんでした。
滞納しても、電気やガスなどと違って、何も生活は変わらないんです。
そのため、大丈夫だろうと思い支払いを放置してしまったのです。
その結果、取り立てを7ヶ月ほど無視し続けました。
そんなある日、自宅のポストに封筒が入っていました。
ジェーピーエヌ債権回収へ債権が移る
封筒の中身は、ジェーピーエヌ債権回収会社に債権を譲渡しますという「債権譲渡通知」というものでした。
ジェーピーエヌ債権回収なんてきいたことが無いので、何だこれはと思いましたが、どうせ支払う気はなくなっていたのでこの通知も無視していました。
そして、取り立ての電話の番号も、いつもと違う番号から掛かってきました。
おそらく、通知が来ていた債権回収会社というところだろうと思いました。
念のため、ちょっと怖かったので、ジェーピーエヌ債権回収の取り立てについて調べてみた所、特にこわい取り立てはしないとのことだったので、そのまま無視し続けていました。
そんな日を続けた結果、差し押さえの通知がきてしまったのです。
ジェーピーエヌ債権回収から差し押さえ
差し押さえの通知書の内容には、記載された期日までに借金を一括で支払って下さいという、一括請求の内容が記載されていました。
その金額は、113万円もあったので、そんな金額一括で払えるわけがありません。
そんな金額があったら、もっと早く車を買っています。
当然支払えるわけもなく、呆然としたまま時間が過ぎてしまいました。
そして、最終的に強制的に差し押さえが執行されてしまうという予告通知書がきたのです。
差し押さえは、自宅の財産を売り払うというものではなく、会社の給料の差し押さえでした。
もうおしまいだと思いました。
そんな時、ネットで見つけたのが、弁護士・司法書士事務所の無料相談です。
弁護士・司法書士に助けを求めて相談したら、差し押さえを止めてくれるとのことでした。
おかげさまで、私の給料の差し押さえは無くなり、さらに一括請求も分割払いにすることができました。
あの時、弁護士・司法書士に相談して本当に良かったと思います。
これからはきちんと自分の力で、生計を立て直していくつもりです。
なぜ給料差し押さえになるのか
今回の体験談のように、自宅に督促状のハガキが届いたり、金融業者からかかってきた電話を無視して借りたお金を返さずにいる方は、注意しておきましょう。
借金を返さずにいると、やがて債権回収会社という取り立てのプロ集団が登場します。
金融業者は回収が難しくなった債権について、債権回収会社に取り立てを委任するか、安い金額で債権自体を売ります。
そして、その後債権回収会社は本格的に取り立てるために裁判所への訴訟を行います。
今回の体験談では、その債権回収会社がジェーピーエヌ債権回収だったということです。
ジェーピーエヌ債権回収のような会社は、日常的に裁判所への督促状の依頼を出しているため、決して甘くはありません。
そのため、支払いが滞納しているひとに容赦なく訴訟を起こしてくるので、簡単に裁判沙汰に発展してしまいます。
そして、裁判になってしまうと滞納した側に非があるので、どんな証言をしようと敗訴してしまいます。
基本的に、借金をしている事実がないのに訴えられた状態でないと、負けると思ってください。
その結果、今までの借金を一括で支払う義務が生じるのですが、滞納している人のほとんどは支払えないため、確実に支払わせるために給料の差し押さえを行ってきます。
給料の差し押さえが行われると、会社の給料から返済分のお金が引き落とされてしまうことになります。
もちろん、裁判所から会社へ通知が届くため、会社の人にも借金をしていることが知られてしまいます。
給料の差し押さえとは、お金を借りた銀行や消費者金融業者が裁判所を通して支払いの命令を出し、あなたの会社のお給料から借金を回収することです。
この体験者のようなことになる前に、もうお金を返せないかもしれないと思ったら、すみやかに弁護士・司法書士へご相談ください。
給料はいくら差し押さえられるか
給料から返済分の金額が引かれてしまうのが、「給料の差し押さえ」です。
しかし、そもそもお金に困っている状態なのに、さらに給料が減ると生活はどうなるのかと不安になるかと思います。
実は、給料差し押さえによって引かれる金額には限度があり、給料が44万円以下の場合は、総額の4分の1を差し押さえられます。
給料が44万円以上の場合は、総額から33万円を引いた額を差し押さえられます。
したがって、万が一給料差し押さえになってしまったとしても、まったくお金が入ってこなくなってしまうわけではありません。
給料差し押さえを解除するには
給料差し押さえを解除するためには、債務整理という方法でこれまでに借りたお金の整理をする必要があります。
債務整理には「任意整理」「特定調停」「個人再生」「自己破産」の4通りのやり方があります。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、これらのうちでもっともあなたに合った方法で、借金の整理をしましょう。
体験談で紹介した人は、債務整理をするにあたって弁護士・司法書士に相談をしました。
法律のことはよく分からないという方でも、プロの弁護士・司法書士にお任せすれば、スムーズに手続きをしてもらえます。
債務整理をすると、返済に追われる不安が解消され、心の負担も軽くなります。
あなたも借りたお金のことでお悩みなら、ぜひ弁護士・司法書士事務所に相談してみてはいかがでしょうか。
滞納で債務整理をするなら
借金問題の手続きは複雑で素人では判断できない内容がたくさんあります。
手続きで記入しなければいけない書類も専門知識が必要ですし、そもそもどんな手続をしなければいけないかの区別もむずかしいです。
例えば、自己破産しか無いと思った人が任意整理を行うことはよくあり、時効で済む可能性のある借金もあります。
実際、債務整理手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。
このように、知識としては知っていても認識が間違っていることも多くあるので、個人で対応するのは危険性があります。
一人で悩まずに、必ず弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。
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