借金という言葉のイメージを聞くと、銀行カードローンや消費者金融など、借金のイメージはこういったよく聞くものが多いです。
しかし、実は借金はもっと身近なところにあり、
- 住宅ローン
- 自動車ローン
- 奨学金の返済
などといった、普段利用しているものも借金に分類されます。
こういったローンを滞納して、支払い督促の通知を無視していると、アルファ債権回収という債権回収会社から連絡が来るようになります。
元の債権者が、元々取り立てなどの業務をメインでは行っていないと場合などは、債権者は取り立て自体が効率が悪いと判断します。
そうなった時に、アルファ債権回収のような取り立て専門の業者を頼ることが多いです。
目次
アルファ債権回収の取り立て方法
債権回収の専門業者と言われると、恫喝を行ってくるような取り立てが待っていると思う人もいます。
しかし、バブル崩壊以降に取り立てが問題になり、社会問題にもなっていたため、貸金業法が整えられました。
強引な取り立ては違法行為とみなされ、違反企業には罰則が下されるようになり、年々罰則が強化されていきました。
その結果、テレビなどで行われるような取り立ては無くなり、電話やハガキによる取り立てがメインで行われるようになっています。
債権回収会社は、この方法で取り立てを行ってきますが、取り立てを行って連絡が取れない場合は、訴訟を起こして回収してようとしてきます。
アルファ債権回収は裁判所に訴える
アルファ債権回収のような債権回収会社は、どうやれば一番効率よく借金を回収できるかを知っています。
その方法は、裁判所を味方にすることです。
裁判所に訴えることで、強制的に差し押さえを行うことができます。
差し押さえることできる財産が無ければ、次は給料を差し押さえに来ます。
普通の消費者金融や、光熱費などライフラインを供給する企業ではこういったことは行いませんが、アルファ債権回収のような債権回収会社は、毎日のように裁判所に赴いて手続きをしているので、こういったことに慣れています。
そのため、裁判になる前に借金を返さなくてはいけません。
体験談を参考にする
これまで、滞納した状態を放置すると、裁判に発展するため危険だということを解説してきました。
しかし、危険だとは分かっていても、今手元にお金がなければ、何時まで経っても返済できないものはできません。
毎月返済を続けていても、残高はなかなか減らず完済までの道は遠いので、憂鬱になって疲れてしまうことがあります。
また、借金を返済していると、いろいろな疑問がわいてきます。
例えば、この利息は高すぎるのでは無いかとか、もっと賢く早く返済するポイントがあるのではないかとか、債務整理した方が良いのかなど、数え上げればきりがありません。
借金問題について誰か身近に詳しい人でもいて、相談できればそれにこしたことはないですが、実際にそのような人が周りにいることは少ないでしょう。
そもそも、借金があることを旦那さんや奥さんなどの家族を始めとして、周囲に打ち明けていない人もいます。
そこで、どうしても借金問題については自分一人で抱え込みがちになってしまうのです。
実は、このようなときこそ、他人の体験談を参考にすることをおすすめします。
検索してみればわかると思いますが、ネット上には膨大な量の質問や回答が出ていますし、体験談の内容も多種多様に存在します。
そのため、どういったことを行えば損しないかを体験談を通して学んで行ければと思います。
借金の体験談その1
20代女性の借金返済体験談です。
買い物をし過ぎてお金がなくなり、奨学金の返済ができなくなかったと言う話で、よくある話でもあります。
是非参考にしてほしいと思います。
20代OLの借金体験談
私は学生時代に奨学金を借りていました。
社会人になって、毎月返済を続けていましたが、ある時にショッピングで買い物をして、クレジットカード払いで20万円ほどの買い物をしてしまいました。
リボ払いならなんとかなると思って買い物をしていましたが、その当時は奨学金返済のことが頭から抜けていました。
そして、返済日になってその月に返済するお金がないことに気が付きました。
何度か、返済日についての連絡がありましたが、買い物の返済分があったため、長期間返済ができそうにないとうことはわかっていました。
もちろん、急に収入が増えるなんてことはありません。
返せないことが分かっていたので、連絡を無視する毎日が続きました。
そうしたら、ある日アルファ債権回収に債権譲渡を行ったという通知が来たのです。
インターネットでアルファ債権回収という会社を調べると、近いうちに裁判になる可能性が高いということがわかりました。
弁護士・司法書士に相談して任意整理で減額
こうなってしまったら手遅れなんだろうと思いますが、藁にもすがる思いインターネットで借金の返済方法を調べていました。
そこで、任意整理という法的に借金を減額する手続きがあることを知り、弁護士・司法書士に相談することに決めました。
相談してみたところ、奨学金を任意整理すると、両親に債権が移るだけということがわかりました。
そこで、任意整理はショッピングローンを対象にして、そっちの返済の負担を軽くして、奨学金返済を再開させるほうが現実的という話をしてくれました。
その結果、毎月のショッピングローンの返済額が減額され、返済期間も延ばしてくれました。
結果として、奨学金返済も再開することができ、裁判になることをふせぐことができました。
借金の体験談その2
30代の主婦の借金返済体験談です。
旦那の事業が上手く行かずに、料金を滞納してしまいアルファ債権回収から取り立てが来た人の体験談です。
アプラスで滞納
旦那が個人事業主ですが、もともと借金があって銀行はもちろんお金を貸してくれるところはなかなかありません。
あるとき、旦那のビジネスがうまくいかず、生活も回らなくなりました。
そんな状態でしたので、アプラスのローンをごまかしながら毎日をすごしていました。
普通の会社員であれば、もっと融通が利くのですが、旦那は個人事業主なので銀行からお金を借りるときの審査には通りません。
そんな状態で過ごしていましたが、徐々に支払いを滞納するようになりました。
そして、滞納が続いた結果、アルファ債権回収という会社から連絡が来るようになりました。
連絡の内容を聞いた所、このまま借金を滞納したままでいると、法的措置を行うということでした。
両親にお金を借りる
両親からお金を借りることにしました。
結果的に無計画となってしまったことに対して、こっぴどく怒られましたが、返済分については、なんとかなりました。
個人事業主という立場で働きやすさや夢を見るのはいいですが、現実的なことを考えさせられるきっかけとなりました。
借金問題に強い専門家へ相談する
1つ目の体験談で登場した、弁護士・司法書士に借金の相談をするという方法は、国の借金救済制度を利用した方法です。
この方法は弁護士・司法書士などの法律の専門家を頼らなければできない手続きです。
ですが、相談する相手が弁護士・司法書士であれば誰でも良いというわけではありません。
弁護士・司法書士にも得意分野があり、刑事事件や交通事故示談、労務問題が得意というように扱う分野の種類があり、それぞれの問題を得意とする弁護士・司法書士が多く、そのなかでも借金問題に強い弁護士・司法書士に依頼しなければいけません。
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任意整理
任意整理とは、裁判所を通さず、弁護士・司法書士が貸金業者(お金の貸し手)と交渉し、最低限の返済に済ませる手続きです。
具体的には、金利部分をゼロにしてもらうための手続きです。
金利部分をゼロにするということは、消費者金融で借りていた場合は、トータルの20%程度は減ることになります。
こちらの手続きは、長年借金の返済をしてきたのだけれども、金利分しか支払ってこなくて元本が全く減っていない、もうこれ以上は経済的に返済が厳しい!といった方にも向いています。
というのも、任意整理の良いところは、過去に支払った金利分も返済金額とみなし、元金から指し引いてくれるのです。
ですので、これまで払った金利分も加味してくれるため、トータルの借金額が半分以上減るといったことも考えられます。
最終手段は他の債務整理手続き
もし、上記の手段で解決できないようであれば、債務整理も検討する必要があるでしょう。
債務整理には、いくつか種類があります。
先ほど「任意整理」について述べましたので、残りの「個人再生」「自己破産」について解説します。
個人再生
個人再生は、任意整理よりも借金の減額幅が大きく、自己破産のように財産を処分する必要がありません。
なお、ギャンブルによって抱えてしまった借金でも適用がされます。個人再生では、5,000万円以下の借金(住宅ローンを除く)が対象となり、80%以上の減額はされるでしょう。
ただし所有する財産があれば、その評価額などによって、実際の返済額が変動する可能性があります
自己破産
多額の借金を抱え、将来にわたっても返済が不可能である場合、裁判所に自己破産の申請をすることが可能です。
裁判所によって、自己破産が認められた場合には、全ての借金の返済が不要となる手続き、これが「自己破産」です。
自己破産は、借金をゼロにすることができるのが最大のメリットであり、とても良い方法だと思えるかもしれません。
しかし、当然ながらメリットがある一方で、大きなデメリットも存在します。
例えば、持ち家を処分するなどの大きなデメリットなどが挙げられます。自己破産は借金の背負った人の最終手段であると言われています。
借金問題は専門家を頼るべき
ここまで述べてきた方法によって、自分でなんとか解決へ持っていける場合もあれば、限界もあります。
債務整理などの、法的手続きをすることでしか解決の糸口を掴めないようであれば、弁護士・司法書士などの専門家への相談で債務の整理をしましょう。
その中でも「自己破産」で借金をクリアにして再出発をする方法もあれば「任意整理」や「個人再生」などの軽傷で済む場合もあります。
どんな借金でも、解決方法は必ずあります。自分の人生と照らし合わせ、何を選ぶのが最適かを考えて行動に移しましょう。借金で一度は傾いた人生も、リスタートは十分に可能であります。
借金をする人に理解のある専門家
借金問題の手続きは複雑で、かつ専門知識がないとどの手続きをするべきか、判断できないことが多いです。
例えば自己破産しか無いと思った人が任意整理を行うことはよくあります。
実際、債務整理手続きの8割は任意整理が行われていると言われています。
このように、知識としては知っていても認識が間違っていることも多くあるので、個人で対応するのは危険性があります。一人で悩まずに、必ず弁護士・司法書士に相談することをお勧めします。
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